ただいま上程されました国際労働條約批准促進に関する決議案に関しまして、自由党、改進党、社会党等、賛成各派を代表いたしまして、提案趣旨の弁明をいたします。 第一次大戰の惨禍を身にしみて感じました世界は、一九一八年、ヴエルサイユにおきまして、国際平和機構としての連盟を結成し、その付属機関として、「汝平和を欲するならば正義を耕せ」との合言葉のもとに、国際労働機関を結成いたしたのであります。その後、世界の情勢の変転からいたしまして、連盟は消滅いたしたのでありまするが、この労働機関はいよいよ発展の一途をたどりまして、連綿三十四年を経過いたしたのであります。現在では七十一の加盟国を有し、第一回ワシントン会議から昨年の三十四回総会に至るその間
