次にポンドのことについてお尋ねいたしたいと思いますが、ポンドの回復は一体又どういう理由でできて来たかということであります。これはもうしばしば口にせられているように、英国においては援助より貿易だ、こういうことを言つておるのであります。具体的に言えば、アメリカの関税を緩和しよう、もつと英国の品物を輸入するように取計らえという主張だと私は思つておるのでありますが、同時になぜ援助を頼まないかということは、援助を受ければ、個人の関係でもそうでありましようが、国際間においても、そこに何らかの責任を生ずる、義務を生ずる、何だかこう恩を着たような感じがする。従つて同等の立場を以てそうして自分の国の力を高めて行きたいという考え方であろうかと存ずるので
