マネーサプライの動きに影響いたしますのは、四十七、八年ごろは、これは圧倒的に民間に対する信用の増加でございました。その点が今度の場合は少し違っておりまして、マネーサプライの増加の要因を分析しますと、民間信用は九%ぐらいでほぼ横ばいでございますが、その間、国債の発行に伴う財政面からの要因が昨年の当初は二、三%でございましたのが、昨今は五%弱というようなところまで増加してきておるわけでございます。これから五十四年度も国債の発行が続くわけでございますので、マネーサプライの増加要因の中での財政的な要因が増加してくることは必至だと思いますが、幸いいまはまだ民間資金の需要がそれほど起こっておりませんので、その間の調整にもそれほど難儀を感じており
