それは実にお気の毒なおそまつな御答弁なんです。なぜかと申しますと、日本に参りました占領軍の目的は、天皇制の侵略的な意図は日本の農村にあつて、この農村をどうしてもやりかえねばならない。その基礎として非常に土地の持ち方の形が悪い。あまりむずかしいことを言いますと、農林大臣はとぼけてしまいますから略して申しますが、とにかく日本の農村で農民がつくつて手元に残るものが少い、かつてにできるものが少い。そういうふうなからくりの中において、農民は売るときに非常に商業資本に支配されて損をしておる。昭和九年、十年あるいは十一年時代の日本の農村の状態にしては再び日本が鉄砲を持つて海外に飛び出して来るのではなかろうか、それでは困るというので、それを徹底的に
