占領下の奴隷的な論争では、一向に日本の農業問題の解決はできないので端的に伺います。昨日今日迄の質問といい、答弁といい、非常に政府の都合のよいところに引きずり込んでの論争だと思う。たとえば農林大臣がこれは供出問題だ、価格問題だと、別々に分けていうが、それはでたらめな論議だ。日本の農政はそんなことで論議できる軌道に乗つているかどうかということを私はまず伺いたい。たとえて申しますと、ここにこういう例がある。これは東京朝日に出た東京都内米飯店の米を扱つた米の記事である。これによりますと、米を食わす場合には、食わした御飯と引きかえに券をもらわなくちやならない。そうして都に券を届けなくてはならない、その券が一つも来ない。これが一軒や二軒ではない
