私が心配しますのは、確かにそういう状況になりましたら、その徴候は年が明けてから出てくるというよりも、むしろこの秋ごろにもうすでに出てくるでしょう。そういうときに、政府の方は、きわめて労働側の良識ある態度によってなだらかな解決を見たなんて気楽なことを言っていますけれども、労働者側は、総資本と総労働の対決において総敗北したという意識が強いです。そういうときに、一応物価政策というものが三木内閣の手によって当初の約束どおり実現しないというような情勢になったときに、私は、この秋の、春闘にかわるべき秋闘というような問題が起こってくるのではないかという気がいたします。そういう状況というものは、やはりそれは労働者の怒りでありますし、これはやっぱり責
