それだけはっきりすればいいのでありますけれども、私どもが鳩山内閣の成立以来外交政策を見ておりますと、はなはだしく軽率であるという感じを受けるのであります。先般の防衛分担金の削減で、これを国内の生活安定のために向けるというような選挙公約並びにその失敗、それから突如とした重光外相のアメリカ派遣並びにダレスによるこれが拒否、こういう点を考えてみますと、実に軽率まわまりないのであります。今回の問題についても、日本では四億ドルと主張し、フィリピンの方では八億ドルと主張をして、遂に成立しなかったために、ネリは帰国をしたのだというふうにわれわれは考えておった。ところがネリが帰国して、突如として、AP電、UP電によりますと、八億ドルの暫定方式という
