あなたは昨日の記者会見で、現総裁として不名誉な事件に対し責任を感じている、こういう御発言がございました。当委員会におきましても責任を感じている旨の心境を述べられております。責任を感じると申しましても、いろいろあるのでございます。どういうところに一番責任を感じておるのか、この辺のところを明らかにしていただきたい。 まず第一に、田中総裁の選挙のときにあなたの方は田中総裁の実現に努力をしたと伝えられておりますが、そういうことについて責任を感じておられるのですか。
あなたは昨日の記者会見で、現総裁として不名誉な事件に対し責任を感じている、こういう御発言がございました。当委員会におきましても責任を感じている旨の心境を述べられております。責任を感じると申しましても、いろいろあるのでございます。どういうところに一番責任を感じておるのか、この辺のところを明らかにしていただきたい。 まず第一に、田中総裁の選挙のときにあなたの方は田中総裁の実現に努力をしたと伝えられておりますが、そういうことについて責任を感じておられるのですか。
いや、経過を伺っておるのではございませんので、逮捕されるような人をそのときは知らなかったから推したということに責任を感じておられるかどうかということを伺っておる。
私が伺っておるのは、もう少し明確に、責任を感じている、その責任の所在を突きとめたいということで質問申し上げているのであります。 それでは、逮捕の被疑事実というものは田中前総理が総理時代に起こったことであるということで逮捕されておるわけでございまして、あなたはそのときに明らかに副総理であられた事実がございまして、そのことを知らずして副総理を務めておったということについては責任は感じられておりますか。
さらに、あなたの内閣ができました一つの柱が、いわゆる田中金脈問題の解明であったと思います。もしこの金脈問題の解明を徹底的にやっておるならば、今日のこのロッキード問題はその中から出てきたはずだと思われます。しかるにかかわらず、この金脈問題の徹底的な究明があやふやになっておるということのために、ロッキード問題がアメリカで明らかになって以来これが明らかになってきておる、こういうことが経過でございます。したがって、あなたはこの金脈問題を徹底的に解明しなかったということに責任は感じられますか。
あなたは言葉を他の問題にそらされますが、私が端的に聞いたのは、国民は、あなたは金権政治の一掃と言われたが、金権政治の中には田中金脈問題で前内閣は倒れたのだから三木さんはこれを明らかにしてくれるだろうという期待があったと思う。もしそれが期待に沿っておるならば、ロッキード問題はそのときに、その究明の過程において出てきておったはずだと私は思いますけれども、ところが、それがあいまいになっておるから、いま再び田中金脈問題とロッキード事件との関係が問題になっておるのであって、あなたはそれに責任は感じられませんか、端的にお答えを願いたい。
ロッキード事件の真相解明という言葉をしばしば総理は口にされますが、真相解明というのはどういうことですか。
普通でございますと、起訴された者のその真相が決着するのは、裁判があって初めてこれが事実であり、真実であったということになるというのが一般の通念であります。しかし、この場合は、いわゆるあなたの言われている法的、政治的責任とこう二つに分けられましたが、真相解明というのは、当該者が起訴になったときと解釈してよろしいか。
いま総理は、総理大臣として、行政府の責任者として起訴、不訴起ということの決定の時期が真相解明の時期だ、こうおつしゃいました。田中前総理の勾留期限が延期をされましても、大体八月の十八日ごろその勾留期限が来ますので、恐らく検察庁としてはそのときには起訴、不起訴を決定しなければならぬ段階になると思います。そうしますと、大体そのころには一切のことを明らかにする御決意ですね。
もちろん、今回の被疑事実によりますと、いわゆる丸紅関係のピーナツ、ピーシズ領収証に関する被疑事実でございますが、しかし、その他にもいろいろございます。最もよくわからないのは児玉関係のことであります。すでに全日空関係も逮捕者があるのでございますから、ロッキード事件はこの被疑事実だけで終わるのでないことは百も承知である。しかしながら、収賄側の第一号として、しかも内閣総理大臣になった者が逮捕されておるならば、それの起訴が決定されるときには、相当なこれが一つの山場であり、大体事件の全貌がわかっておればこそその起訴、不起訴が決定せられると見るのが国民の大多数の考えではなかろうか。にもかかわらず、あなたの言われるように、いやそればまだ一山であっ
続かぬ。これから、八月十八日ごろと申し上げましたころまでにはやはり逮捕者も出ると思うのです。したがって、起訴の決定は田中氏の場合よりおくれるかもしれませんが、大体そのころ事件の全貌がわかっておると期待しておる国民がありとすれば、当然でありませんか。もう一度お答え願いたい。
時期はなかなかはっきりいたさないようでございますが、そう長くない時期だ、とうなりますと、いわゆる起訴される者は黒い人物でございますが、いわゆる灰色高官名というものについてはそれぞれの政党で基準等を発表いたしております。われわれも用意いたしておりますが、十五日の当委員会で他の委員からの質問がございましたときに、党首会談などはどこの党も申し込みがないので考えておらぬという話でございます。国会の場でどういう政治的道義的責任があるか明らかにしようということが問題となった場合には、私どもも当然そういう角度から各政党間の意見を調整する必要があると考えます。 その意味合いで総理、自民党総裁として、わが党はすでに党首会談をこの点について開く必要
私の伺ったのは、政治的道義的責任の所在を明らかにするというのは、これは国会においてもきわめて重要な政治的課題でございますから、そういうことをいよいよ政府として腹構えをされる前には、各政党の党首と腹を割って話し合われて、そうしてその範囲をお決めになる御用意がございますかと伺っておる。これをひとつお答え願いたい。
終わります。
三木総理は先ほど捜査が核心に入ったと言われました。捜査が核心に入るということはどういうことですか。
いま総理は、金が入ってきた、その金がどう使われたかということがいよいよ捜査の中心になる段階だと言われた。別の言葉で申しますと、贈賄側の逮捕は大体山を越した、これから収賄側と目される人々の捜査に移る段階だ、こう言えるのではないかと思いますが、そう理解してよろしいですか。
金の流れには違いございませんが、その中にはいわゆる収賄に該当するものもあり得るということは見てよろしいですね。
総理は、この当委員会にこれから証人喚問で出てくる人は、いまあなたのおっしゃった言葉をかりますと、その金を受けた人、こういう者だと疑われる人だと思いますか。
証人喚問というのは一般的な言葉です。しかし、当委員会といたしましては、いままでそれぞれの証人喚問をいたしてまいりましたが、総理の言葉をかりますと、要するに金の入りの方でございますね。先ほどから同僚委員も申しておりますように、新たに証人喚問要求している者の中には、いわば出の方に該当する者もございますし、関係のないと目される者もあるわけでございまして、したがって、一切の証人を当分忌避するということはおかしいではないか。すなわち、その中にはいろいろの種類の証人がおるはずであって、なぜ一体一切の証人の喚問をしばらく見合わせねばならないか、これは国民の立場から見ますと、きわめて理解に苦しむのである。したがって、私いま申し上げましたように、金の
あなたは五月二十六日の記者会見で、真相を知りたいという国民の要望には最大限にこたえたいという旨の発言をされました。この委員会でも同様の御意思を発表されておられます。さて、もし当委員会でこれから証人として喚問せられた人が被疑者になったという場合、証人を喚問しなかったので——われわれがしたいと言っている人が被疑者になれば証人喚問できませんね、もし被疑者になって逮捕され、起訴されますと。そうしますと、国会を舞台にして証人喚問という形式で国民が知りたいと思うことは、証人喚問の道を閉ざせば知り得なくなるという結果になります。これでいいのでしょうか。
予算委員会から当委員会にかけまして証人として喚問せられた者が検察庁等の捜査によって被疑者として強制捜査の対象になり、逮捕されたという事例がたくさんございますね。そういう意味では国民は国会の役割りというものを高く評価しておると思います。したがって、いまあなたはなお両々相まってと両手を挙げられましたけれども、この証人台に立つ人は被疑者ではございませんでしょう。一個の人格者としてお立ちになるわけでございますから、それをしばらくやらせないことが果たして国民が願っていることだろうか。捜査は捜査の必要上、いつでも強制捜査に入られたらいいのであって、それがいつかわからないものを対象にして、それを頭に置きつつ、証人喚問を自民党として阻止するというこ