この本協定の十一条を見ますと、こういうふうに書いてあるのです。「特定路線に関する運賃は、指定航空企業間の合意により、国際慣行上合理的と認められるべき水準に定めるものとする。」この「国際慣行上合理的と認められるべき水準に定める」ということは、さっきお話があったIATAの協定を基準にして考えるという意味でしょうか。
この本協定の十一条を見ますと、こういうふうに書いてあるのです。「特定路線に関する運賃は、指定航空企業間の合意により、国際慣行上合理的と認められるべき水準に定めるものとする。」この「国際慣行上合理的と認められるべき水準に定める」ということは、さっきお話があったIATAの協定を基準にして考えるという意味でしょうか。
そうすると、もう一ぺんその料金のことを伺いますが、日航にちょっと伺いますが、モスクワまでヨーロッパの飛行機が乗り入れておりますね。そうすると、かりにロンドンからモスクワまでのIATAによる料金というものは幾らなんですか。
そうすると、この協定で国際慣行上合理的と認められるべき水準にきめるということになると、東京から北回りして、コペンハーゲンを通って、ロンドンへ行くのが六百七十七ドル、それからロンドンからモスクワまでは百八十ドルですか。そうするとおのずから東京−モスクワ間の運賃は出てくるわけじゃないですか。そういうふうにしてきめられないのですか。
そうすると、なるほど日航はあれですが、ヨーロッパといっても広うござんすから、いろいろ距離によって違うわけですね。そうすると、モスクワを経由して行くという場合に、モスクワまでは共通の路線を通るわけだから、その賃金のきめ方がむずかしということですな。
大体わかりました。そうすると、ソ連の航空料金というものは非常に安いということを聞いておるわけですが、これをあんまり安くきめられると、日航というものは、そっちへばかりお客さんが乗ってしまえば、北回りの——いま週何便ですか、五便ですか、週五便のほうががら空きになってしまう。そうすると、日航としては採算上やり切れぬ。だからある程度高くして、東京からモスクワまでは高いほうがいい、こういう立場ですか。
私は特別に日航の肩を持つわけではないけれども、日航が非常に損をするという形になってくれば、これは日航という会社は純然たる民間の会社ではないですから、国の出資が五八%も出ているのだし、いろいろ政府の保証債なんかの金も国から出ているわけですから、結局日航が損をするということになってくれば、日本が損をするという計算になるわけです。ですから、そこのところは損をしないように運賃をきめてもらいたいわけです。東京−モスクワ間を向こうの言うような、あんまり安いものでやって、そっちへどんどんお客が行って、北回りのお客がいなくなって、日航が赤字になってきたら、また国から補助しなければならぬわけで、これはかなわぬから、採算がとれるように運賃をきめてもらい
そうすると、その免認の条件というものはどういうことになっておるのですか。私はあまり詳しく知らないので、ちょっと教えてください。
簡単に言うと、パイロットとか運航の規定とか整備の規定とか、そういうものが満たされなければいかぬということだろうと思うのですが、今度の共同運航の場合は、この条約にもあるのですが、ソ連の航空機で、そしてコックピットクルーつきだ。みんな向こうがやるのだ。そういうものがはたして免許基準に合っているのですか。
どうもちょっと苦しい答弁のような気がするのですが、飛行機は向こうの飛行機である、コックピットクールも向こうである、こっちはそばへ乗ることはできるけれども、操縦も何もさしてくれない、そういうものは日本の免許の基準に合うのですかね。これはちょっと疑問だと思うのですが、あまり追及する意思はありませんけれども、そこのところはよく研究しておいてください。そうでないと、日航というものはただ代理店みたいな形になってしまって、何ら自主的なものを持たないものを免許するという形になると思うのです。その点はそのくらいであまり追及はいたしません。 それから以遠権の問題なんですが、日ソ双方とも、首都間を結んで、そしてかつ以遠第三国内の諸地点への路線が合意
ソビエトのほうは以遠圏にあまり大して力を入れなくてもいいと思うのです。それは、以遠圏といえば東京からアメリカで、太平洋を越えることになると思うのですが、ヨーロッパの人がアメリカに行くのだったら、何も東京を回らなくたって大西洋から行けばいいわけでありますから、以遠圏にそう未練を感じないだろうと思う。ところが日航の場合は、これは非常に重大な問題だろうと思うのです。モスクワまででもう終わりだという人はほんのわずかでしょうし、おそらくモスクワを経由してヨーロッパ各地へ行こうという人が多いのですから、この以遠権の重要性ということは、ソ連と日本は比較にならない。日本はぜひともこれを確保しなければならぬわけですから、これからあと、この以遠権の問題
それから次に収入配分の問題、先ほど松尾さんからも簡単にお話がございましたが、収入配分についてアエロフロートと日航との意見はいまどういうぐあいに食い違っているのですか。
私もその主張は正しいと思うのです。この半々というのは公平のごとくにして、私は公平じゃないと思う。日本あたりから乗っていくお客さんは、モスクワどまりというお客さんは少ないわけでありまして、大体は目的地がソ連から以遠のほうに乗っていくお客さんが大部分であります。その以遠に乗っていくのにこの道を通ってくれるというのだから、それはうまいことをやっているのですから、やはり日本の取り分をもっとふやすべきであると私は考える。逆にソ連のほうから乗ってくるお客さんは、東京以遠に行く人はほとんどないわけですから、その分の分け前は少なくてもいいと私は思うのですが、そういう主張でがんばっていただきたいと思うのです。 それから時間がきたので最後に一言だけ
保険の最高については、これはIATAなんかできめてあるだろうと思いますけれども、いろいろな条約なんかでは、もし死んだというような場合にはいま幾らになっておりますか。
そうすると、今度適用される分、あるいは適用しようとしておる分は、ヘーグ条約の分ですか。
アメリカは、ヘーグ条約の一万五千ドルですか、これでもまだ少ないというので、ヘーグ条約から脱退したということをちょっと私聞いておるのですが、だんだんこれは金額がふえていく傾向にあるときに、ワルソー条約の一昔前の三百万円というようなことできめてはちょっと困ると思うのですが、どうですか。
ちょっと聞くところによると、アメリカは十万ドルを要求したということを聞いておるのですが、そうなってくると、八千五百ドルというのはまるでちゃちなもので、三百六万ということになるのですね。この見通しはどうですか。アメリカがこういう要求をして脱退をしておるという状態ですから、今後の保険及び責任の問題をまた今度の日ソ航空で適用するといたしますと、少なくともこれはヘーグ条約の一万五千ドルあるいはそれ以上ということにきめてほしいと思うのですが、見通しはどうですか。
もういいです。
ただいま議題となりました海外移住事業団法の一部を改正する法律案につきまして、外務委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本案は、海外移住の振興をはかるため、移住者に対する渡航費の貸し付けについての規定を改正しようとするものでありまして、おもなる改正点は、移住者に対する渡航費の貸し付けを支給に改め、政府はこのため必要な資金を事業団に交付すること、事業団に対する政府の既往の貸し付けにかかる債権を免除すること、海外移住事業団に対する移住者渡航費貸付条件に関する法律を廃止すること、事業団の監事が直接外務大臣に意見を提出することができること、事業団の役員の欠格条項を改め、国会議員及び地方公共団体の議会の議員が事業団の役員
石野久男君。
戸叶里子君。