先般私は本院議長を退任いたしました。在任中は各位の絶大な御協力と御厚情を賜り、まことに感激にたえません。また、ただいまは御懇篤かつ過分なお言葉をいただき、身に余る光栄でございます。心からお礼を申し上げます。 本院に議席を得まして以来、常に私の念頭に離れなかったものは、二院制度のもとにおける参議院の使命をいかにして達成し、国民の負託にこたえるかということでありました。そして、この思いは近年いよいよ強くなってまいりました。議長就任の初めに当たり参議院改革の理念とその具体的方策を提唱いたしましたのも、このためにほかなりません。改革の方策の個々の点につきましては、もちろん御異論の向きもあったのでありましょうが、その大筋におきまして各位の
