只今上程されました独占禁止法改正法律案は、日本の経済のあり方を根本的に変革しようとする重要な法案であります。政府はこの重要な法案を本日この議場に提案したにつきましては、相当の決意を以てなされたことであると信じております。然るに、過日吉田首相は、我が国の憲政史上のみならず、世界の憲政史上にも類例のない未曾有の事態を惹起いたしました。首相の法的責任はとにかく、政治道義上の責任をとるべしという声は巷に満てる有様であります。道義の問題は政治運営上特に重要なることは多言を要しません。殊に、国民道義の高揚と、これを説く吉田首相といたしましては、恐らく深刻なる自己矛盾を感じておいでになると思うのであります。(拍手)首相の心境をこの際はつきりとお伺
