最高裁判所の長官は、司法行政を預かるものと裁判官として裁判事務を行うものと両方の立場があるわけでございます。したがいまして、その立場は常に区別して考えておかなければいけないということで、ただ司法行政を総括する者としての長官の立場としてお述べになった。裁判ということであれば、裁判官会議を経るなり、あるいはいわゆる小法廷、大法廷などの評議において意見が述べられて、判決、決定が述べられるわけでございまして、先日の憲法記念日における発言は、いわゆる司法行政を総括する者としての長官の立場から述べられたもの、中身におきましてもいわゆる司法行政上の内容であるというふうに理解すべきものであります。
