お答えいたします。
お答えいたします。
御承知のようにこの警察制度は昭和二十三年三月七日から新らしい民主警察制度に切換えられたのでであります。従いまして現在従事しております全国十二万五千の警察官は、精神的にも昔の警察と違つたいわゆる国民の警察である、社会公共に対する奉仕者であるというような根本的心がまえを以ちまして、現在いろいろな警察行動を実施いたしております。ただ現在この我々のやつておりまする警察の中に二つの面があると思うのであります。一つはいわゆる国民に対する奉仕的な、サービス的な行政警察と申しますか、それからいま一つはいわゆる国家の治安を維持するところのいわゆる治安維持のための警察、この二つのものが現在あるのであります。現在警視庁のこの新らしい制度によりまして、自治
それから更に大衆的な、思想的背景を持つた大衆的の犯罪をこれを検挙するとか、こうした面はやはり私は治安的な、治安維持のための一つの大きな警察であるとと、かように考えております。この二つを兼ね備えて、現在この民主警察の精神を十分に体得して、現在警察職務を執行しておると、かように思います。
お説の通りだと思うのです。やはり警察も国民の中に解け込んで、いわゆる国民の心として警察官は職務を執行しなければならないと、かように考えております。
今の御意見に対しましては、警察といたしましても必ずしもこれは万全であつたとは毛頭考えておりません。従つて将来我々としましても十分反省いたしまして遺憾なきを期したいと、かように考えております。
私から、今回発生いたしました東大事件の概略につきまして、各位すでに御了承のことと存じまするが、一応簡單に経過につきまして、お話を申し上げたいと存じます。 去る二十日の日に、東大校内におきましてポポロ劇というものが、開催される予定になつておつたのであります。このポポロ劇というものは、純然たる劇のようでありまするが、当時この劇は、学校当局におかれましても、いわゆる学生の校内活動、文化活動の一つとして許可せられたものであります。このポポロ劇の内容は、福島県下において発生いたしました機関車転覆の松川事件を取扱つた劇でございます。その劇が始まる前に——その日の昼ごろでありまするか、本富士署の警察官が、学校当局の厚生部の方へ、この劇はどうい
むしろ国家再建の方向に向つた研究ならば、けつこうでありますが、かようなことを、東大の教授が研究されるということは、私は東大教授の名誉に対して、非常に遺憾に考えておるのであります。そこで、犯罪にならないから発表することを認めたというお言葉でありました。それからある委員の方から、あなたはかようなことをいいことと思うか、悪いことと思うかという御質問に対して、良心的によくないことと考えるということを、東大総長はお答えになつたのであります。私は、これは公平に申しまして——決して警察であるからかように申すのではないのでありますが、人のものを盗んで、そうしてその機密事項を公表してそのからを返す、このことは、かりに犯罪にならなくとも、この点は、私は
きわめて重要なことにつきまして、御質問になつたのでありますが、私は、次官通達の形式をかえる、かえないということは、これは大した問題ではないと思います。私どもは、この制定当時の意思解釈といたしましては、当然警備上必要なる限度の警察活動は、治安維持のためには学校構内においても警察権の行使ができるものだというかたい確心を持つておるのであります。この点が、学校側としましては、この通達の精神からして、学校長の了解なくしては、かくのごとき警備上の必要限度における活動でも介入できないのだ、かような解釈でありますので、私どもとしましては、この通達をさらに詳しく書くか、あるいはまた、もしこの現状の線で行くとしたならば、これらの点について、学校当局の理
ただいまポポロ劇団に入つた警察官の心境でございますが、警察官が学校当局にお尋ねしたときには、これは純然たる一つの劇研究会の催す文化事業であつて、何ら政治的、思想的の問題でもなんでもないのだ、いずれ学校でもこれはあとで見に行くからということであつたそうであります。大体警察官も学校ではさようなことを言つておるのでありますが、題材が松川事件であるということで、ピンと来たのであります。そこで学校当局の言は一応は信頼するけれども、とにかくはたしてどういうものであるか行つて来たらどうかという気持も手伝つたと思います。そうして前を通りかかつたところが、入場料を払えばだれでも入れる、それじや入つて見ようという気持になつて私は入つたと思います。また入
私は、この警察官と個個に面接をいたしまして、その当時の状況を聞きまして、なお一層治安確保のために十分に努力するように——なお今後いろいろな問題が発生するから、かかる場合におきましては周密、細心の注意をもつてやるようにということを、私は注意をしておきました。私はその問題につきましては、何らとがめようとはいたしませんでした。
この警察手帳の内容が、ああやつてまことに不法な方法で奪取されて公表されたのでありますから、私は内容につきまして一々お答えしたくないのでありますが、ただ概括的にお答えいたしますと、現在警察におきましては、いろいろな身元調査書をやつております。現在警視庁だけでも、毎日数百通の身元調査が参つております。あるいは村役場から来たり、あるいはまた他の官庁から来たり、いろいろな身元調査が公文で参つております。こうしたことの中には、住所、年齢、職業、それから本人の資力、信用の程度であるとか、あるいは前科の有無であるとか、あるいはまた本人の思想、動向というものがよく書かれてあります。私はこの大学の教授のことが内容に書かれてあつたからといつて、必ずしも
お答えいたします。緊急の場合において構内に立ち入るということは、これは私はいろいろな場合が想定されますので、その場合によつてみないと、なかなかわからぬのでありますが、一応緊急の場合というのは、常識で考えまして、これを学校当局にお話をしておつたならば時間的余裕がない、あるいはそれによつて犯人を逃がしてしまうか、あるいは証拠物件が隠滅されるおそれがあるとか、あるいはまた時期を失することによつて一層犯人逮捕等がむずかしくなるとか、あるいは視察がむずかしくなる。たとえば無届の集会が行われておるような事態になると、それを一々学校当局にお断りしておつたならば、その無届の集会が解散してしまうかもしれない。かような場合におきましては、緊急の場合であ
総監が、いかなる場合において緊急であるかというわくは示しておりません。これは各署長が、その場における客観的状況並びにその他各種の情勢、条件を判断しまして、その署長の適切妥当なる認定にまかせておる次第であります。それから不穏なビラまきは、当然緊急なものと考えております。何となれば、現在大ぴらに人のいる前で、私はただいまからビラをまきます、といつたようなかつこうでビラをまく者は、一人もありません。あるいは衆人の中にまぎれ込んでビラを落すとか、あるいはあるところにビラをそつと置くとか、あるいは全然人の見ていないところで、方々にビラをまいて置くというようなまき方をいたしておるのでありまして、人のいる前で堂々とビラをまくようなものはないのであ
大学の総長と私とは、非公式に一応お会いいたしまして、両者の意見を話し合つてみたのでありますが、総長は総長の立場を強く主張せられまするし、私は私としまして、警備上の責任から、現在の警察権行使に対しまして強く主張いたしておりますので、両者話合いはつきませんでした。
たまたまこのポポロ劇の性格につきましても、きわめて簡單ではありましたが触れたのであります。しかしながら、大学の総長の御意見としましては、これはあくまで学校構内における学生の学内活動である。いわゆる文化事業としての一つの学生の活動であつて、あくまでこれは劇の研究である。このポポロ劇というものは、左がかつた思想を持つた者が集まつておるものであるが、左がかつた方でも、右の方の人たちがやつておる劇であるからして、われわれは決して政治的なものではないと信じておる。あくまでこれは学生として劇研究、いわゆる芸術的な気持から催された演劇であると自分はそう信じておる。私は、そうではない、これはあくまで政治的な意図のある催しであると主張いたしまして、こ
私は、直接この問題につきまして、大学の総長並びに他の教授の方々にお目にかかつたことはありませんが、少くとも大学当局のおつしやつた言葉並びに態度から、警察手帳が奪取されたという事実につきましては、遺憾の態度をとられておつたと私は信じております。
特にあいさつはなかつたと、私は記憶しておりますが、その点、はつきりお答えができないのであります。
もちろんかかるビラを発見いたしましたときには、学校当局に、そのビラを持参いたしまして——このようなビラがあちらこちらにばらまかれておるということは、いろいろの点において、学校としても非常に取締り上遺憾の点があるので、どうか今後かかる点のないように、一層御注意を願いたいということは、再三申し上げております。なおかかるビラのばらまかれないようないろいろな措置は、学校当局としてもおやりになつておるということを、一昨々日の矢内原総長の証言によつて、私は知つたのでありますが、さてどの程度に学校がこうした取締りをやつておるかという具体的なことにつきましては、私は不幸にしてまだ知つておりません。
大学の構内におきまする犯罪は、先般野口本富士署長から数字をもつて申し上げましたごとくに、大体本富士署の管内の犯罪件数の二割七分強というものが構内の犯罪でございまして、大体三百二十件ほどになつております。これらは大体すり、窃盗あるいは万引き、ノビ、それからいろいろなそうした一般刑法犯が盛んに行われております。これらはいずれも学校当局からの被害届のあつたものだけを、一応統計に載せたものでありまして、もし被害届のないものを、かりに計上するといたしましたならば、あるいはこの二倍以上あるのではないかということも、一応考えられるのであります。そこで現在、これらの犯罪の予防並びに検挙といいますか、そういう意味におきまして、学校構内を二つの警邏区に
私はその事実を知つております。この駒場の東大教養学部の構内におきましても、やはり学校当局と協議了解のもとにビートを設けまして、警邏警察官が現在警邏をやつております。たまたま二月二十二日の日に、このパトロール員である制服警察官が掲示板を見ておつたところが、視察といいまするか、何か取締りに入つたのではないかというようなことから、大学の学生が非常に憤激いたしまして、これにわび状を書かせたというのでありますが、この点につきましては、私はまことに遺憾に考えております。現在、学生の中には、警邏制度も反対をしている者があるという状況でありますが、しかし、学校当局並びにほとんど大部分の学生は、この警邏警察官については、何ら問題がないのではないかと、