消防庁に来ておる。それから同時に警視庁のどこかに来ておるということは聞いておりましたが、消防庁のどこに来ているかということはよく知りません。
消防庁に来ておる。それから同時に警視庁のどこかに来ておるということは聞いておりましたが、消防庁のどこに来ているかということはよく知りません。
消防庁のどこかへ来ていたことは知つておりましたが……
これにつきましては、私はその佐藤昇氏が、とにかく官庁ボスであるという噂も聞いておるし、かたがた十月頃から佐藤昇氏の詐欺容疑事件が線上に浮び上つておりますから、むしろその線を強く一つ掘り下げて、そうしてこれを一つ摘発する、それが私は打つべき手だと、かように考えておりました。
私は若し佐藤昇が不幸にして警視庁に非常に食つ付いておるという場合においては、犠牲者が出るということは、これは覚悟の上でやつておつたのであります。当然のことであります。
私の聞いた範囲では、宗像主任の部下が折田監察官附警部のところへ、こういうような事実があるらしいということを告げた、それによつて折田警部は、当然これは監察官附警部の職権としまして、そういう届出なり、密告なり、投書があつた場合は、必要があるならば即座にこれを調査するのが監察官の職権でありますから、直ちに取調べるために山内製薬会社について取調べをしたわけであります。
勿論折田警部。
尚折田警部以外に外からも聞きました。監察官からも、警務部長からも……
恐らく私は知らなかつたのじやないかと思います。捜査二課の宗像主任の部屋と折田とは全然関係がないことであります。恐らく私は全然知らないでやつたと思つております。
この点につきましては、私共は十分今後も指導して行かなければならん、警察官として又考えねばならん点が多々あると考えております。今後十分一つ私は指導したいと考えております。
私はそうしたことは派閥であるとは考えておりません。従つて警視庁としましては、何ら治安確保に支障ない、私はこう思つております。そうした小さなことは派閥であるとは絶対に考えておりません。
勿論私は日野君に、若し日野君がどうしても辞職しないという場合は、私としても何らかの方法をとつたろうと思います。
そうです。
これは私は役人にも公私いろいろ、公の上におきましてもいろいろ未熟の者を指導して呉れる、これは上司の恩誼というものがあるわけであります。又私におきましても、いろいろお世話になるという場合があるのであります。従いまして公私の恩誼というものは当然あるのじやないかと思います。
そうであります。
これは、先程私が申上げましたごとくに、お互いに警察官として、いわゆる越してはならぬ線は当然これは守らなくてはならないと考えております。従つて警察官として、曾ての上司におつき合いするということは、これは私的関係でありますから、差支えないと思つておりますが、ただいろいろの問題について請託を入れたり、或いはその者のために特別に法を曲げたり、そういうことはこれは警察官として越すべからざる線でありますので、かかる点は、お互いの自制と反省と申しまするか、そういう点で考えていかなければならん、こういう意味を申上げておるのであります。
この点につきましては、部下から報告を受けました。
受けました。
これは鹽谷総監に、当時佐藤昇氏が非常に頭が混乱しておりまして、どうもはつきり覚えていないが、五万円をやつたような気もするというような、まあ供述調書になつております。そこで私共としましては、一応その供述調書を取りまして検察庁の方へ送つたのであります。その後総監からの申出で、そういう事実はないのだということでありますので、弁護人からもそういう事実が、訂正の事実があつたようでございますが、併しその点は又検察庁において再度お取調べがあるので、その際に又はつきりした陳述をするからというので、そのままで向うへ送つたのであります。そのときに警視庁としましては、鹽谷総監は五万円貰つていなかつたという心証を得ております。
いや、私が申したのは詐欺事件と、ちよつと言葉が足りないので訂正いたしますが、詐欺事件と涜職事件について併せて警視庁で取調べをして、事件として検察庁へ送つた、その外のいわゆる政治献金のような行為につきましては、これは先程も述べた通りに、時期的にも非常に困難な点があり、それから又いろいろ当事者の関係とか、或いは事実の認定等非常に長時間かかるというような関係から、一応一切を明白にして、検察庁にその都度連絡を取りつつ、纏まつたものを検察庁へ送つた、そういつたことにつきましては、その都度検察庁に常に連絡をとつておつたわけであります。
監察官は取調べはいたしておりませんが、係りの者に大体の状況を聞き質したわけでありますが、別に人権蹂躙的のことはございません。いろいろできるだけのことは、普通と同じようにできるだけの便宜は鹽谷つたと思つております。