國有鉄道としては、御承知のとおり数次にわたる運賃の値上げにもかかわらず、現在なお厖大な赤字に苦しんでおり、今後いかにして健全財政を確立するかに腐心している際でもあり、現在交付している無賃乘重証をさらに増加発行することははなはだ困難であると考えられる。
國有鉄道としては、御承知のとおり数次にわたる運賃の値上げにもかかわらず、現在なお厖大な赤字に苦しんでおり、今後いかにして健全財政を確立するかに腐心している際でもあり、現在交付している無賃乘重証をさらに増加発行することははなはだ困難であると考えられる。
飯田線は御承知の通り、買収前は四つの会社で部分営業をしておつて、それぞれ経営方針が異なつていた関係で、省に引継いでも、前からの設備の弱点は一朝一夕には改善ができなくて遺憾に思つている。買收会社線を省規格に直すためには、ほとんど全面的に改築を要するので、資金、資材等の関係で急速に実施は困難であるが、買收以來部分的に改良に努めてすでに約一千万円を投じておる。同線は百九十二キロという長い線であるし、また地形の関係で工事困難な点もあり、今後莫大な改良費を要するが、省としては改良五箇年計画を立てて強力に輸送力整備に努める覚悟である。
上野、青森間直通帳各列車を磐越西線経由で運轉することは、輸送距離を長くし、いたずらに時間の空費を來すこととなり、目下の交通事情より見て旅客交通に適合しないので、同駅経由の上野、青森間直通列車を設定することは困難である。
総武本線稻毛、幕張間は四キロ三分の距離であつて、電車区間としては比較的長い区間であり、附近は最近住宅地として相当人口も殖えているようであるので、同地に新駅を設置すれば、地元住民の便益はまことに大きいと存ずるが、予算、資材、要員と、いろいろ困難な事情もあるので、現地調査を十分いたして研究してみたいと思う。
戰争中買収した地方鉄道については、戰時中買収したという理由のみからして、これを全面的に拂い下げるということは考えられない。その後輸送事情の変化もあり、輸送連絡その他の点から檢討して、國有鉄道として経営する必要がなくなつたものがあれば、具体的路線に関して廣く民意を徴した上で研究処理したいと考える。なお富山港線は富山市と東岩瀬町とを結ぶ重要輸送線であり、殊に沿線産業の発達しつつつある現状から見て、國鉄と一体的に経営するを妥当と考える。
黒磯駅に急行列車を全部停車させろとのお話でございますが、黒磯駅はこの附近の急行停車駅の宇都宮、西那須野、白河に比較いたしますと、きわめて少数の乘降人員でございます。また西那須野、黒磯間は十一キロ五分という区間でございますので、全列車の停車につきましては少し無理ではないかと考えております。ただいまお話もございましたように、夏季中きわめて旅客が多いと思われますときに、晝間の急行を停車させるということで実施の準備を整えておりますから、御了承願いたいと思います。
お答えいたします。ただいまの石炭並びに車輛の事情からいたしますると、山形始発の上野行列車を新設いたしますことは、困難であろうと思われます。しかしながらお話にございましたように、ただいまの奧羽線列車は非常に混雜をいたしておりまして、山形から乘車する方々が非常に御不便を感じておられる実情は私どもも十分承知いたしておりまするので、今般七月一日の時刻改正からは、山形発上野行の急行に限りまして、これを山形発の時間をただいまよりもつと御利用のしよい時間に改めますとともに、二等、三等車二輛を山形から増結いたすことにいたしまして、御便宜をはかりたい。もつと御便宜をはかりたいのでございますが、現状ではそれ以上のことがはなはだむずかしい状態でありまする
先ほどお話のございました福島、米沢間の板谷峠の間が、この奧羽線の線区の輸送のきわめて隘路となつておるのでございまして、あの区間の電化工事ができまして、かつ列車の牽引輛数も増すことができるようになりますれば、奧羽線から東北線にはいります列車輸送の緩和も相当できるかと思うのであります。ただいまでは逆にあの区間の工事中のために、今回の時刻改正にあたりましても、あの区間を通る列車を増すわけにはいかないというような状態でございまして、しばらく御辛抱願いたいと存ずる次第であります。
大船渡線の陸中、松川駅、摺沢駅両駅の間に新駅設置の御要望でございますが、この間はただいまお話になりましたように、九キロ三分というたいへん長い区間でございます。今日まで駅の設置が実現しなかつたことはたいへん遺憾に存じているのであります。ちようどこの御要望がありましたときに、戰爭になりましたために、御要望に対しまして十分なる実現の措置が講ぜられなかつたのでございまして、地勢の関係、あるいは冬季などは特にお困りのことと存じております。当省といたしましても、戰爭中とは事情が異なつておることと存じますので、最近の実情をよく調査いたして、その結果をまつて何分の御詮議を申し上げたいと存じます。ただ御承知のように、最近予算が非常に切り詰められており
なるべく調査いたします。
御要望の趣旨に副いまして、ただいま運轉いたしております門司、鹿兒島間の急行列車と東京、門司間の急行列車を今回七月一日より時刻改正を行いますのに際しまして、東京、鹿兒島間直通運轉するようにいたしております。
逗子にございます「海の家」拂下げの御要望でございます。ただいま「海の家」は職員の教育並びに修養施設として使用いたしておりまするが、きわめて狹隘をつげておるのであります。夏季のみはこれをリクリエーシヨン用として一般の方々に供しておるわけでありますが、年間を通じますと、大部分がただいま申し上げました職員の教養用に使用いたしておりますので、ただいまこれを拂い下げてもらいたいという御要望には、おこたえしにくいと存ずるのであります。
今回七月一日から改正いたしますダイヤによりますと、鹿兒島本線には東京、鹿兒島間の直通の急行が一往復でございますが、湯之元駅の近くでは、川内及び伊集院にそれぞれ停車いたしておりまして、その停車直後に上り下り接続しておる区間列車がございますために、ただいまのところ急行列車の停車を殖やすというわけにはまいらないので、接続列車を御利用することで御辛抱を願いたいと存ずるのであります。
札沼線篠路、石狩太美間は九キロ一分ありまして、御希望の地点は石狩川の流域で草炭の産地でございます。この請願の駅ができますれば、札幌市内の燃料対策上非常に御便益であろうと存じますが、御希望の地点は、石狩川の鉄橋の附近でございまして、駅の設置には必ずしも適当でない場所でございますので、さしあたりまして駅の設置につきましては、御要望に副いかねる次第でございます。
山寺、楯山間は六キロ二分の距離がありますが、この間はほとんど全区間急勾配の連続でございまして、駅の設置は技術的に困難でございます。強いて設備いたしますると、非常に莫大な工事費と資材とを要しますので、目下の経済状況のもとでは、とうてい不可能と申し上げるほかはないのでございまして、しばらく御辛抱をお願いいたしたいと存じます。
南九州地方の輸送力の逼迫につきましては、当省も十分承知いたしております。これも國鉄全体の貨物輸送力が全面的に逼迫してきたためでございまして、南九州地帶と同じような状態が、青森、岩手、北海道、秋田、島根というような各農林産資源のきわめて豊富で、しかも輸送力の狹い地方に、いろいろ現われておるのでございます。これに対しましては、まず何としましても、國鉄全体の輸送力の増強をいたさなければ、根本的には解決できないのでありまして、これに対しましては、御承知のように閣議決定を経まして、種々対策を講じてはおるのでございまするが、予算、資材等の関係から、急速に所期の整備ができないのを、まことに遺憾に存じておる次第でございます。南九州には木材で推定二十
北陸本線福井操車場及び北福井信号所を一般駅に昇格の御要望でございますが、本件につきましては、今回初めて承りました問題でございますので、よく実情を調査の上、採否の決定をいたしたいと存じております。
福井以南の地方から、米原経由で東京方面においでになるには、今回七月一日より改正いたしますダイヤによりますれば、福井を七時三十二分に乘車いたしますと米原で東海道線の急行列車に接続いたしまして、東京に二十一時三十分に到着いたすのでございます。また夜行を御希望なさる方は、福井を十六時二十分にお乘りになりますと、米原でこれも急行列車に接続いたしまして、東京には翌日の朝の六時十五分に到着いたすのでございます。北陸線経由でおいでになりますと、福井を十五時三分の汽車にお乘りになりましても、金沢で約一時間二十六分で接続がございまして、上野には翌日の八時五十分に到着いたすというようなかつこうになるのでございます。かように米原経由の方は晝夜二回の便宜が
では日程二一五の請願に對する政府側の意見を申し上げます。中河村下河端に停車場設置の請願でありますが、當局としてはいろいろ事情を調査してみましたが、豫算、資材その他の關係から早急實現は困難であります。
まず日程二一六の請願について申し上げます。鐵道の輸送量は漸次上昇しておりますが、まだ輸送要請の七〇%程度であり、目下食糧、薪炭等の輸送に時節柄努力しております。木材の輸送は要請の五〇%を輸送し得ることとなつておりますが、限られた輸送力をもつてしてはこれ以上木材輸送に力を割くことは出來ません。しかしながらその重要性に鑑み計畫輸送量の範圍内において極力努力いたします。 次に日程二二二の請願の地點は千分の二十という急勾配のため驛の設置は非常に困難であります。かりに設置するとしても、停車場の前後の勾配がなお急になりますので、輸送力にも甚大の影響を與えますし、工事費、資材等も少からず要しますので、實現は困難であります。