おっしゃるような意味では間接的な加害と申しましょうか、すべての行政措置の足らなかった点についてつまり加害という言葉は当てはまらないと思いますが、あるケースに関しては加害、あるいは要するに加害を全くしていないかということになれば、間接的なつまり加害と言われても仕方のないケースもあったと私は思わざるを得ません。
おっしゃるような意味では間接的な加害と申しましょうか、すべての行政措置の足らなかった点についてつまり加害という言葉は当てはまらないと思いますが、あるケースに関しては加害、あるいは要するに加害を全くしていないかということになれば、間接的なつまり加害と言われても仕方のないケースもあったと私は思わざるを得ません。
おっしゃるとおりだと思います。私は、水俣に出かけて自分の目と耳で見聞する前に水俣についてどう思うかということを聞かれて答えることのむなしさみたいなものを感じておりましたが、帰ってきて物を聞かれれば聞かれるほど、これまた私の印象を語るだけで何の足しにもならぬということを感じました。 この間も、私、次官にも申しましたが、私は、水俣を視察し、これからも必要に応じて出かけることもあると思いますが、しかし、一回の視察で本質的なことは私なりにとらえたつもりですし、外に向かって言うべきことはすべて言いましたから、あとはとにかくやるだけです。私が役所にお願いしたいことは、むしろ陳情いたしますことは、やはりいままでのペースの三倍ぐらいの早さで物を
過去にそれぞれの時点である種の調査が行われたことは確かでございます。それが幕引きに使われたかどうかということは主観の相違かもしれませんが、幕引きに使われた調査も確かにあったと思います。しかし、幕を引き切れずに舞台のほとんどがいまだにちゃんとそこにある、開かれたままある。 とにかく時間が膨大に経過しておりますので、過去のある時点に行われた調査というものは、それなりに事件の態様というものが表面の上でも濃かったという意味を今日よりも持っていると思いますから、いま事務局に依頼しまして、いままで行われた調査の資料というものを全部整理し直し、有機的につながるものはつなぐ、しかし、そこには恐らく欠陥がたくさんあると思います。足りないところを総
でございますから、それはつまり実態把握の総合調査というものが行われるための会議だと思います。それと切り離してはその会議もあり得ませんし、ですから、総合調査をどういう形で行っていくかという方法論を環境庁なりに立てまして、またそれは恐らく認定、検診の作業に関するものにとどまる——これが急務でございますから、熊本県側の試案のようなものをあわせて、一応多面的、多極的な水俣対策というものの試案のようなものを環境庁側で整備して次の関係閣僚会議に諮り、そこで予算措置等についても要請をしたいと思っております。
できるだけ早期に、できれば夏前にでも……。しかし、これはやはり他省庁の協力がなければできないことでございますから、関係閣僚会議で協力を要請しまして了承を得て、その段階で何と呼びますか、ぜひそういうものをつくりたいと思っております。
大変有益な御提案で、そう申すのはなにですけれども、私が考えていたようなことでございます。そのほか、先生すでに御存知でしょうから蛇足になりますが、海中での水銀サイクルの実態もわかりませんし、離島で、ある地点で、魚だけではなしに貝と海草が全部死んだ、それを食べたカラス、鳥も狂って死んだ、そういう実態が実際あったならば、比重の多い無機水銀がつまりどういう形で有機化して潮あるいは海流によって拡散されたのか、そういうメカニズムもわかりませんし、それから水銀の総量についても、実はこの間チッソの社長に会ったときに聞きましたが、チッソ側の言う数字は総量で六十トンぐらいだと言うから、幾ら何でもそんなばかなことはないだろうと私が申しましたら、実は私たち
私は、先日の視察で離島にまで行きまして、あの実態を見て、おっしゃるとおりの実感を持ちました。水銀の拡散による汚染、つまり病気ということで言えば、感染した方の分母は非常に大きいと思います。その感染者の中で発病する人しない人、これは、そのまま正確な比喩になるかどうかわかりませんけれども、結核菌の感染による陽転、結核の症状とはまた違うわけでございますが、しかし、やはりその陽転して一年間注意して何でもなければ後は抗体ができて大丈夫だということと、また水銀とはちょっと違うと私は思いますので、そこら辺の、つまり水銀による汚染感染と発病との因果関係というものも、遅発性の水俣病も見られるようですし、これはまた総合調査と申しましょうか、これからの水俣
それも関係閣僚会議で、大事な話題として鋭意検討したいと思います。 〔水田委員長代理退席、委員長着席〕
仮にそういう法律が成立し得るとしましたならば、先生のいまおっしゃったような手順でなければとうてい無理だと思います。健康管理、生活保護、社会保障ということについてはほかの制度もありますので、その兼ね合いとのむずかしさがございますが、関係閣僚会議において、いまおっしゃいました分母の大きさというものを関係閣僚がまず認識することがなければ、特別の立法措置ということも出てこないと思います。それに対する賛意もかち得られないと思いますので、まずそういう手順で事を運び、そこでその分母の大きさに対する了解が得られたならば、そういう提案をし、そうしてその関係閣僚会議で合意が得られたならば、これは事務方にそういうものを具体的におろすということになると思い
個人的には園田官房長官に、厚生大臣として初めて水俣病を公害病として認定された方でございますし、またあの地域出身の政治家でもございますので、その話をいたしました。環境庁の長官は次々かわりますけれども、とにかくそういう組織はある恒久性を持たなくちゃならぬと思いますので、具体的にはこれは関係閣僚会議の席上で問題にすべき問題かどうかわかりませんけれども、しかし、やはり一つの問題提起として、次の関係閣僚会議でどう扱うかということを相談し、これは政府の行政から少し外れたことでございますけれども、やはり与野党の先生方にも呼びかけて御協力を仰ぎたい。また、その先生方を通じてチッソを含めた関係企業にも、何といいましょうか、特にチッソはチッソなりに一種
黒と白の外に灰色ということは私が言い出したんですけれども、これは結局、いま私もそれを心待ちにしておるんですが、認定基準がどういう形で決まるのかということによって、たとえば保留の方々がどういう扱いになるか、あるいはいまの申請者の中でどれだけの数の方が認定され、どれだけの方々がつまり棄却されるのか。しかし、水俣病事件そのものの実態からいって病像が非常に複雑で、つまり複雑なだけにお医者さんも解明しにくい。しかし、疫学的に見てもいろいろな問題があるでしょうし、そこをどう扱うかということで、一つの思いつきとして私申しましたものですけれども、これはやはり認定基準をできるだけ早くとにかくお決めいただいて、それをベースにその線で棄却され非認定になら
現地を視察しまして、水俣市そのもの、あるいはそれに付随した近くの市町村、あるいはその中のさらに小さな部落、そういうコミュニティというようなものが水俣病によって非常に亀裂が入り、崩壊しようとしていることを感じました。でございますから、いま先生の御提案の問題もやはり非常に重要な要因の一つでございますので、関係閣僚協議会でどのように研究し、対策するかということを討議したいと思います。
幾つかのお話がありましたが、私がやはり現地で先生のお話を聞いて気になりましたのは、普通の児童で腰が痛い、肩がこるというのが非常に多い。これはやはり何か非常に暗示的な一つの現象ですし、それから明水園で聞きましたところ、人口が四万幾つかの小さな町でいわゆる脳性小児麻痺、つまり胎児性患者と認定されてない小児麻痺の患者か十八歳未満で四十数人いる、二十歳過ぎれば六十人近い。これは自然の有症率からいっても驚くべき数字で、一種の社会病として、そういう本来なら胎児性の患者として認定されるべき——それはいわゆる一般脳性小児麻痺の患者さんもいらっしゃるかもしれませんけれども、しかしそういう有症率からするとはるかに大きな数字で、そういう問題があるなと思い
言いわけするわけではございませんけれども、視察をしてから一ヵ月ほどの時間が過ぎました。一ヵ月というと長いようで短いし、短いようで長うございますけれども、とにかく夏前にレールの基本計画をつくりまして、汽車を一歩でも二歩でも動かすという努力を鋭意いたします。しかし、御存じのように非常に関係省庁の協力を仰ぎませんとできないことが多うございますので、まず熊本県側の意見とこちら側の意見を突き合わせて、ごく近々第二回目の関係閣僚会議に具体的な案を出しまして、それを省庁に持ち帰っていただき、具体的な御協力をいただく。そして水俣市の窓口でございますけれども、これは確かに必要だと思いますが、研究センターが近々でき上がりますので、それまでが問題だと言わ
夏休みの検診ですけれども、これは一つの基本姿勢ができましたならばやはり行うべきですし、行いたいと思います。そのためにも熊本県が要請している常駐のお医者さん、しかしこれはあそこにどんなりっぱな官舎を建てても、自分の大学の仕事もあるでしょうし、一年間、二年間そこに張りつけておくということはなかなかむずかしいと思いますので、ある技術的な資格を持たれた先生方を一ヵ月なり二ヵ月なりローテーションで、延べ結局あそこにある数のお医者さんが常駐している、そういうお医者さんの派遣をそれぞれの大学に依頼し、ローテーションを組む作業をいま事務的にさせているわけでございます。それができなければ、またそれプラスアルファのお医者さんの獲得ができなければ、夏の集
休憩前の馬場先生の御質問にもお答えいたしましたが、現地に行かなければわからないことはたくさんございました。また行く前から私、自分なりの知識、集めました資料等を通じて胎児性の患者さんが一番悲惨であると思って、数も限りのある方々ですし、一般社会にはいわゆる脳性小児麻痺の患者方はたくさんおられますけれどもこれは厚生省の所管で、たまたま水俣の問題を環境庁が所管しておりますかかわり合いから、この方々の社会復帰と申しましょうか、社会参加を何とか取りつける方法を講じられないものか、水俣病を最初に公害病として認定した園田さんも当地の出身でございますし、たまたま官房長官をいましておられますし、ひとつお諮りして、与野党を超えた議員が力をあわせて対策を講
反省しております。その後堀田さんという看護婦さんからお手紙をいただきまして、ちょっと見ただけではわからないだろうけれども、自分たち長く看護している人間から見ると、たとえば中村千鶴さんという一番重症の女の子は、実は一番人の言うことをわかる能力がある、受信能力は常人以上にむしろ繊細だけれども発信能力はゼロなので、つまりIQというような問題は発信能力が兼ね備えられて初めてできることですから、中村さんの場合にはゼロに等しい、しかし片一方ではそういう能力を持っているんだということで、患者さんたちの実体はIQだけでははかれない。IQという限りに関してはそういう低い数値でも、実は一見目に見えない違う可能性があるのだということを教えられまして、そう
私は、自分が芸術家であることを否定いたしませんし、政治家であると同時に芸術家でございます。物事には感覚を中心にした世界もありますし、感覚を中心にした問題もありますし、いろんな種類の問題がございますが、アメニティー懇談会というものは、生活の快適性という、ある意味でまず感覚的な物事の基尺から始めなくてはならない種類の問題を論ずる会でございますので、そういった感覚を持ち合わせた、実際にその感覚をもとにして仕事を社会的にし、認められたる方々にお集まりを願ったわけです。私は、実際に中公審のかなり老齢の方々が、中公審があるのに何でその問題をここで扱わないのかと言われたということを聞きましたが、中公審は中公審でそれぞれ学識経験者、いろんな社会的体
お言葉を返すようでございますけれども、私はアメニティー懇談会とは申しておりません。たまたまいま先生の方の御発言にそれがあったから繰り返しただけでございます。これは生活の環境の快適性に関する懇談会という名前でございます。それからアセスメントは、私は、今日の環境庁が考えあるいは野党が考えていらっしゃる種類の法律にアセスメントという言葉を使うことはこれは間違いだと思います。これは御存じでしょうけれども、物事を勘定するという意味でございますから、環境影響評価ということならば違った英語で呼ぶべきでしょうけれども、アメリカであるいは他の外国で使われた言葉を私が就任以前から与野党の方々がお使いになりまして、またいまも御質問の中にそういう言葉が出て
幾つかのお話が出ましたが、まず陳情者の身上について私が一々調査するというのは、これはちょっと誤解だと思います。ただ、会っても名前がわからない人、つまり名のらない人、その人たちにまで私は会う必要がないとは申しませんが、会う限りは自分が何者であるということを、何も名刺を出してくれということではありませんが、名のっていただきたいということを申しただけでございます。 それから、文春の、お医者さんも運動家もジャーナリストも知っているようで知らない、私はそのとおりだと思います。しかし、よく読んでいただけばわかることでございますけれども、私は物事を知るということがいかに恐ろしいか、自分が物事を知っていると思うことがいかに恐しい過ちを犯している