あなたは運んだタバコは見ませんでしたか。
あなたは運んだタバコは見ませんでしたか。
だれでもいいが、タバコを……。
これで終ります。
お伺いしますが、喜連川の専売所で倉庫に入らないくらい葉タバコが集まりましたときに、ほかに保管を依頼したことはありますか。
昭和二十一年ごろは保管した……。
喜通川では、二十一年には他に保管を依頼したことはなつた、こういうわけですね。
それからもう一つ聞きますが、回送の請負人に回送の量を渡しますときは、数えて渡しますでしようね。
その渡した量が、その日のうちにトラックに積めないで、その渡した場所に残つておることがあるのですか。
それは大体渡したものは、どこに置きましたか。
やはり倉庫の中に入れたのでありますか、マル通でも……。
どこか、喜連川のですか、専売所で百箱なら百箱、あるいは百俵なら百俵を渡しますね。そして九十俵とか九十五俵しか積めなかつた場合に、その残つたものはどこに置きますか。
そういうことはしばしばあるのですか。
絶対ないとは言われないが、そうはなかつた……。
その日のうちに運び出す。それでさつきあなたのおつしやつた六俵ですわ。あなたからいうと、トラックに積載しかねたものを渡したというようにおつしやいましたね。
それは六俵というのは、一回しかなかつたのですか、あなたの調査の結果……。
ところで、あなたは澁江とか伊藤をお調べになつたでしようが、澁江の言う何回か運んだということについて、あなたは御調査なさつたでしようね。
そうすると、六俵一回しかなかつたと言つておつたですが。…。
それ以外に運んだとは言つておりませんか。
そこであなたの調べましたのは、六俵一回運んだという事実についてだけ調査したのですね。帳簿が合つておるかどうかということで…。
一回だけですね。 〔「その点はさつきから追究しておるのですが、伊藤君のさつきの証言と今の証言とは食い違つておる」と呼ぶ者あり〕