この法律の中にも合理化実施計画につきましては資金を政府が確保することに努力するという意味が書いてありますが、今の商品を買い上げる資金を確保するということはこれには書いてないわけであります。
この法律の中にも合理化実施計画につきましては資金を政府が確保することに努力するという意味が書いてありますが、今の商品を買い上げる資金を確保するということはこれには書いてないわけであります。
私はそこまで法律に書いて政府が責任を持つ必要はないと思います。これは生産の上において安定をさせる法案でありますから、これによって安定ができる、石炭鉱業が安定をする、私はこう信じておりますから、それ以上にやれば今度はあなた方の主張されるように石炭の専売でもやるということにならなければならない。こそまで私は行きたくない。やはり業者の努力によってもやってもらわなければならない。どこまでも何もかもみな国家がめんどう見るということは、われわれとしては行き過ぎだと考えております。
それはむろん設備資金であります、この出そうというのは。
きのうも申し上げましたように、その問題についてはなお一つ石炭鉱業全体のサーヴェイを十分にやりまして、外国の技術者も呼びまして、そうして相当の金をかけて石炭の調査をする。これは経理面あるいはこれの消費面また今も申すようないろいろな石炭の利用の方法等あらゆる面にわたって、日本の技術のみならずアメリカあるいはドイツ、ことに大陸の技術者のサーヴェイをしてもらおうということになっておりますから、そういう上で一つできるだけのことはやりたい。でありますが、今局長が言いましたように、液化の問題は現在の日本で知られておる限りの技術においては経済的に引き合わぬ。それどころではない、完全ガス化という問題も技術的に多少の不安がありまして、これに思い切って資
外国のことは存じませんが、ともかくこの法律によって、このねらう通りに合理的に原価が下っていく。そして需給の——なるほど需給の方には未確定の分子はあります。しかしながら大体において今までの日本の石炭界のように無方針に生産がふやされるということがない、また需要との関係もある程度規整が行われる。これが安定の根本だと思う。この根本が立てば、あとの需給の関係についてはそれほど心配をする必要がない、かように考えます。
私は、先ほど申しましたように、この法律によって生産計画が立ち、原価も下っていけば、お話のような非常な需給のアンバランスを起して、今日の石炭界がこうむっているような難局に立つことはないと信じておる。しかしそれでも、時に何かの事情によって一時的なアンバランスが起るというようなときには、むろんこの行政的な措置を——現在でもいたしておるのでありますが、これはこの法律ができて、これだけの基礎ができますれば、その場合の需給調整は非常に容易になると思います。ですから、わざわざ法律に書かぬでも、そんなことは当りまえのことだ……。 〔伊藤(卯)委員「今までの行政措置では、半年たったってできないじゃありませんか」と呼ぶ〕
それは基礎がなくて……。 〔伊藤(卯)委員「基礎がないと言ったって、できておりゃせぬじゃないか、審議会はできておらないじゃありませんか」と呼ぶ〕
産業界が野放しになっておる場合にはなかなかむずかしいのでありますが、これだけの基礎ができれば、これは十分にできる、かように考えております。
現在石炭鉱業界の状況を見まして、また将来の日本の産業に低廉なるエネルギーを供給するという上から見ましても、この法案はどうしても実行をする必要がある、かように信じておるわけでございます。
先ほども申し上げましたように現状のまま置いたら非常なことになる、そこでこの法案によって、一面において石炭鉱業の立て直しをはかると同時に、今の市町村の非常な混乱ということは、さらにそれぞれの地方庁との話し合いによって必要な措置はとらなければならぬと思います。これは何も所管を云々するのではありませんが、別途自治庁の問題として、ほんとうに市町村で立ち行かないものがあるならば、何とか、立ち行くようにめんどうを見るということは言うまでもない、しなければならぬことだと思いますが、それゆえにこの石炭合理化法案をやらないということにはならないと思います。石炭合理化法案をやらなければその市町村は助かるかといえば、実はそうではないと思います。
私が申し上げますのは、この法案によってさように市町村に打撃を与えるとは信じておりません。しかしながら現在地方財政というものは、この法案の実行されるされないにかかわらず、非常な窮状に陥っている部面が多いのでありますから、これはその問題として、別途に取り扱わなければならぬこととして、今研究をしておるというのでございます。
どういう責任を負うかと言われても困ります。それはそのときに考えなければなりませんが、一体どういうわけでこの法案が地方にそういうような打撃を与えるかということを考えてみますと、特にそういう点を取り上げて、この法案として考究しなければならぬというほどの点を認めておらないのであります。
お尋ねの点については十分考えております。それからこれは同じことを繰り返すのでありますが、無理に三百万トン取り上げようというのじゃありません。これは政府で計算しておるように、もし買い上げ炭鉱があるとすれば、もうすでにそれは非常な窮境に立っておるわけであります。むしろそこまで窮境に陥るところまで来たということは、広い意味においては政府の責任もあることは先ほど申し上げた通りでありますから、それゆえに、この罪滅しにこの法案をやって、炭鉱事業の整理をし、そうしてそういう窮境にあるものを救おう、もしこれをやらなければなお一そうわれわれは無責任になりますから、われわれの責任を果すためにこの法案の御審議を願っておるのであります。
いや、これは原価の問題で国内的にも国際的にも競争能力のある石炭でなければ困るのですから、競争能力のある石炭を今後五千万トンまで出そう、不幸にしてその競争能力が物理的にないと認められるものは、これはほうっておけばやはりいけなくなるのでありますから、そこでこの法案によりまして、そういう炭鉱に対してはできるだけの救済をする意味で買い上げをしよう、かようなわけであります。私は無理に買い上げるのじゃなくて、これはどっちにしても、もしそういう炭鉱が幸いに競争の能力ある炭鉱に全部がなれば買い上げる必要もないわけですからそれは必要ありませんが、おそらくそうならないだろうということをわれわれは心配して、そこでわざわざこういう事業団を作って、大体三百万
いや必ずしも買わぬでもいい。もしその三百万トンの炭鉱が、先ほど局長が言いましたように、品質の上からいうて合理化の目標を九〇%はこえている、あるいは原価においても七〇%をこえているとかいうような基準になって、十分これから競争していけるという力があるものは、われわれは決して売って下さいとは申し上げません。けれども、残念ながらおそらく先ほどからお話がありましたように、競争力をどうしても保ち得ない炭鉱が相当にあるだろう、こう思うから買い上げる。問題はそこにある。そのコストが、どれほどのコストで今後生産ができるかということで、数量だけの問題ではない。
これは先ほど申し上げましたように、重油の規制を強力にやってくれというのは、石炭から見ればそれは確かにその通りでありますが、これはまた全体の産業のこともわれわれは考えなければなりませんから、重油の規制はいたしたいと思いますが、これも徐々にいたしたいと思います。急激な規制をいたしますとほかの産業に非常に大きな影響を及ぼしまして、石炭には都合がいいかもしれないが、全体の産業面にはよくありません。そこで、規制はいたしますが徐々にいたします、かように考えております。
そういうふうに全面的に重油から石炭に転換するとか、石炭から重油に転換するというようなことならば、これはむろん通商産業省としては大臣の決裁も要しますし、あるいはまた政府の決定を要する。今局長の申しましたのは、たとえば輸出品について燃料が高くて困るという苦情があったときに、それでは重油にしたらよかろうというような一つ一つの産業の指導としてやったんですから、これは政府の方針として全面的にやったことではないと私も——私の時代ではありませんからこまかいことは知りませんけれども、私はそういうふうに聞いておるわけであります。
ただいま議題となりました石炭鉱業合理化臨時措置法案につきまして御説明申し上げます。 一昨年来、わが国の石炭鉱業は深刻な不況に悩まされておりますことは周知の通りでありますが、この間、約二百の休廃止炭鉱と約九万人の炭鉱失業者とが発生したのであります。しかもなおその不況はとどまるところを知らざるありさまであります。わが国の石炭鉱業が、このような深刻な不況を招来した原因は多々ありますが、根本的には、わが石炭の生産費が高いことにあると申して誤りがないと存じます。すなわち今日のわが国の石炭は、採掘条件の悪化、能率の低下等によりまして生産費の異常の騰貴を来たし、ここにすなわち割安な重油や外国炭が大幅に石炭の需要分野に進出することになったのであ
御説の通りこの法案を執行するためには、特に企業者及び労務者の協力が必要であります。従ってそれぞれの向きについて、事務的には石炭局から労働組合等にも話を通じております。ただ完全にその賛成を得るというところまではいっておらないことは現在遺憾でありますが、なお今後努力して参れば、私がただいま申し上げましたように、実はほかに非常な名案というものがあるとも思いません。必ず労働組合等の協力を得られるものと信じております。
われわれとしても需要をふやすということは希望でありますので、極力努めなければならぬのでありますが、あまり楽観的に見積りをすることはこの際危険だと思うのです。たとえば電力の関係にしましても、豊水渇水の問題がありますが、これらもあまり楽観的に——楽観といいますか、現在は御承知のようにしばらく豊水が続いておるのでありますが、これがいつまた渇水がくるかむろんわからないので、渇水がくるものとして計算することも危険であります。またそのほか石炭の新しい需要、あるいはガス、あるいは石炭化学というようなものにも需要を起すように努めてはおりますが、しかしこれもいろいろ技術上の制約その他がありますので、急激にその方面に新しい需要をふやすということもなかな