わが国は、先ほども申し上げましたが、軍事力につきましてほかの国と違った立場をとっておる。経済的には力はあるにかかわらず強大な軍備を持たぬ。他国を侵略するか脅かすとか、そういう軍備は持たぬというたてまえです。そうすると、どうしてわが国の安全を保障するかというと、これは第一は世界が平和であること、これはもうもちろんであります。同時に、わが国がいずれの国をも敵視せず友好関係を結ぶという方針をとらざるを得ないんです、これは。私は、このたてまえは、わが国のいまとっておる国家体制の当然の帰結であると、このように考えておりますが、そのことを一言で言うと全方位平和外交と、まことにいい言葉だと、こういうふうに思うわけでありますが、私は、これを何も変え
