一つの例になろうかと思うのでありますが、先般フランスから繊維関係の視察団といいますか、日本に参って詳しく関西方面等の実情を見て参っておるわけです。在外公館からの報告によりますると、この視察団が帰りまして向こうで語っておるところを聞きますと、日本に行くまでは低賃金国だ、そのために非常に安いという考えで行ったのだが、日本は、いろいろな実情を見た結果、一般的なそういう議論は当たらないということはわかった。問題はただ過当競争と申しますか、一部に非常に秩序を乱して輸出をするような状態がある、こういうために国内の市場が撹乱される。従ってそういう輸出の秩序がうまく確保されるならば、そのおそれもだいぶないのではないかというふうなことを語っておるとい
