最後に財政政策について一言お伺いをいたしますが、今回の補正予算の規模は六千五百十二億、国債の増発三千六百億円と、相当大型な補正であります。この補正は、来年度予算とも合わせて十五カ月予算を構成し、十五兆円の規模に達するものではないかと言われております。こうした予算の大型化は、政府の積極財政政策を示すものと一般に理解をされております。 世上には、最近までの不況や貿易収支の大きな黒字は政府が消極的な財政政策をとった結果であるとし、赤字公債も辞することなく、財政の積極化をはかるべきだという主張も見られます。これに反して、日銀筋はすでに警戒論を出しております。景気はもはや本格的な上昇局面に入っておる、財政面からこれ以上景気を刺激するという
