この対策協議会はすぐ法制化するという考えは持つておりませんけれども、これから研究の結果生じまするものは法制化するものも絶対にないということを今から申し上げることはできません。
この対策協議会はすぐ法制化するという考えは持つておりませんけれども、これから研究の結果生じまするものは法制化するものも絶対にないということを今から申し上げることはできません。
ちよつと御質問の要点を捕捉できなかつたのでありますが、政府が何かこういう機構をつくる資格がないようなお話でありましたが、そういうことは全然考えられないと思います。
内閣調査室の目的は、今おあげになりましたのと少し違うのでありますが、公安調査庁において、共産党の活動を調べておることはその通りであります。その共産党の活動の結果、共産主義思想が蔓延する。あるいは浸潤工作がだんだんに行われて行く。それに対する対策をどうしたらいいかということを協議するのが、今回の協議会の目的であります。調査の方は公安調査庁でやつておりますので、この協議会の協議に当りまして、資料といたして取上げるものは、公安調査庁の資料がその一部分をなすと思いますが、対策はこの協議会において、随時きめて参りたいと考えております。
以前にも治安閣僚懇談会というものがありましたが、閣議に上しまして決定する前に、その準備といたしまして、協議会で相談をすることは、一向さしつかえないことであります。これは私、そうかた苦しく考える必要はないと存じます。
今のお話を伺つておりますと、名前に少しこだわり過ぎておられるように考えております。従来の治安閣僚懇談会というようなものも、やはり今回の協議会と同じ形式で内閣においてきめまして、ほとんど同じ問題を協議しておつたと思います。これは私、政府に出て参る前のことでありまするけれども、その当時の記録を見まして、同じように考えるのです。非常に重大なことを議することはあるかもしれませんが、それを議しましても、外に向つての効果は、閣議の決定を経なければできないのでありまして、盲点とおつしやいますが、ここで協議をいたしましてきめることは、もちろん閣議によらなければきめられないことです。その点は決して御心配かけないつもりです。
内閣の治安閣僚懇談会というようなものはお認めになつておるようでありますが、私、先ほどから繰返して申しまするように、今回の反民主主義活動対策協議会というものは、名前はかわつておりますけれども、実質において、またその内容において、従来の治安閣僚懇談会と違つていないのであります。それで、治安閣僚懇談会というものを閣議の予備機関として、非公式の機関としてお認めになつておると同じような意味においてお認めを得るはずだと考えております。
懇談会という名前に少しこだわつておられるように考えますが、名前はかた苦しくつける場合もあります。これは一つの政治行動をねらうこともあろうと考えます。この点は、政府の自由であるように思うのであります。
吉田委員の御心配は名前が誤解を生じやしないかということのようでありますが、名前のつけ方はいかようにも考えられるといたしまして、政府としては、今お述べになりましたような、反民主主義の名前のもとに、反政府的なものの取締りをやるというようなことは全然考えておりません。名前をどうつけるかということは、いろいろ考えようがあろうかと考えます。
名前によつて誤解を生ずるということをお述べになつておるのだと考えますが、政府が名前をつけて、政府が意図した以外のことを、名前によつて引きずられてやるというというようなことは絶対ありません。
それは先ほど申し上げましたように、ちよつとかわつた名前でありますが、政府ではこういう名前がいいと考えてつけておるのであります。
政府は日にく反省をいたしまして、国民生活をよくする上にただ及ばざることをおそれておるのであります。ただその間におきましても、共産主義の浸潤特に共産主義国の平和攻勢というものはきわめて明瞭な事実があるのでありますから、これに対する対策を協議することは、国民の福祉の上から当然のことであると考えております。
共産主義の蔓延、浸潤に対しまして一番力強いものが国民生活の改善、そのまた根底をなしまする政治の向上ということにありますことは仰せられるまでもないのであります。政府に対する御批判は御自由でありまするが、政府といたしまして国会の前に立つておりまする以上、反省なくしてやつて行けるものではないのであります。その点につきましては政府のできばえのいかんにかかわらず、反省しておる事実を申し上げるに何もはばかるところはございません。
政府は行政中心に考えておるのではないか、あるいは行政が国会に優位するように思つているんじやないかという御質疑でありまするが、行政が国会に優位しておるというようなふうには決して考えておりません。おりませんが、今日の議院内閣制におきましては、議会から選び出されました内閣が一応行政につきましては全権を委任されておる。内閣は国会の批判にこたえながら信ずるところの政策を行つて行く、これは今日の議院内閣制においては当然のことであろうと考えまして、憲法において許されました範囲内において、政府としては信念に基いて政策を遂行いたしておるのでありまして、決して特に行政が国会に優位しておるとか、あるいは行政中心に考えておるというようなことを考えておるので
私ども政府の中におる者から考えますと、この対策協議会というものは、むしろ新聞なり国会なりで大きく取上げられ過ぎておるという感しかないのでありまして、本来これは政府の中の、一口に言えば懇談会式な機構でありまして、これによつて随時懇談的に対策を協議して参ろう。これが実際に発動いたします前には、もちろん閣議の決定を要しますし、問題によつては法律行為によらなければならないことでありまして、その予備的な対策の懇談をすることは、これは政府として当然にあり得ることであるし、また国会がこれほど大きくお取上げになるほどの稀有の問題ではないのであります。さように考えております。また今の政府のような態度では独裁的な権力を振わぬとも限らない、そういう意味に
この協議会を発展さして、今お述べになつたような特高警察のようなものにするという考えは毛頭ありませんが、今日共産主義が平和攻勢の名のもとに非常に手の込んだ——私どもも十分にすべてを知つておるわけではないのでありますけれども、非常に手の込んだ浸潤工作をやつておることはこれお認めになると思います。それに対して治安をあずかつております。政府が何か起つた場合に出たとこ勝負で対策をするということはできないのであります。従いましてそれに対してあらかじめ対策を考えるということは当然のことであろうと考えます。それをやつておるだけでありまして、これが閣僚懇談会という名前ではなく、多少かみしもをつけたような名前になつておりますけれども、内容におきましては
この会場につきまして多少の費用はかかるかもしれませんが、先ほどお述べになりましたような何千万というような予算をとる考えは全然ございません。
どうもこの協議会に対する一つの誤解がおありになるようでありますが、共産党の活動に対する調査の機関といたしましては、公安調査庁あるいは外務省の情報文化局でも扱いましようし、内閣の調査室でも扱いましようし、それぞれすでに備わつておるのでありまして、その活動の現われに対してどういう対策を講ずべきかということを閣僚懇談会的に協議をして行くもので、これに金のかけようは実はないのであります。それは何らかの会合を催せばそのときの費用はいるかもしれませんが、大きな金をかけるということはかけ方もありませんし、考えてもおりません。内閣官房にその事務室を置くということは、こういう多少とも臨時的ではあつても、何回か続く会合をいたす場合には、どこかその事務を
閣議におきましては、一つの問題を集約的にしかも継続的に相談をして行くことが、なかなか事実困難でありますので、この閣僚懇談会的のものを開きましてこれに特殊の性格を持たせて参りたいと考えております。これが閣議と重複する点は少しもございません。閣議の予備的な機構になると思います。
共産主義の活動は、お述べになりましたように国境がない、国際的な活動をしておることは申すまでもないと考えます。特に一九五二年にスターリンが死にまする前の年に、モスクワで共産党大会を開きました。先ほども述べたのでありますけれども、共産党の戦術が一応行き詰まつた。そこで資本主義と共産主義とが両立し得るという見解を一応立てまして、スターリンとマレンコフとが相並んでこの考え方を展開いたし、それから以後、いわゆる共産主義国の平和攻勢というものが展開されて参つたものと私は思つております。その結果が、今日の各国内における共産主義者の活動になつておる。これは後ほど公安調査庁長官から申し述べまするが、各資本主義国内における歴然たる運動であることは、今日
そういうふうな共産党の活動について、今日の法律で十分でないものがあるかもしれません。そういう点につきましては十分検討いたしまして、法律の改正を要するものがあれば改正したいと考えております。