政府はこの問題を取扱うときに、三党政策協定の基礎の上において、あの法律案をつくつたのでありまして、むろん社会党の党議においても、これを承認されたものと心得ております。
政府はこの問題を取扱うときに、三党政策協定の基礎の上において、あの法律案をつくつたのでありまして、むろん社会党の党議においても、これを承認されたものと心得ております。
今政府委員において書類を出しておりますから、ちよつとお待ちください。
これは先ほどお答えしたと思うのですが、三党政策協定には、はつきり軍事公債の利拂ということが書いてあるのでありまして、銀行間の借入金は問題になつておらぬのであります。
社会党との話合いにおいて、軍事公債の利拂いを停止するということが明白にきまつた結果でありまして、借入金の利拂の問題は、現実の問題としては停止されておらぬ。これではつきりしておると私は思つておるのであります。
ただいまの借入金の問題は、西村君の御見解の通りだと思います。
人口問題に関する原君の指摘されました点は、まつたくわれわれも同感でありまして、將來のわが國再建の前途に横たわつておる最も重要な問題であることにおいて、十分の考慮をめぐらさなければならないと考えております。が同時にまた、これは解決することの一番むずかしい問題であることも、原君が御承知のことと思うのであります。数日前の本委員会においても、この問題が提起せられまして、当時一應政府の見解はお答えをいたしたのでありますが、繰返してお答えいたします。ごく大筋を申せば、大体人口問題の專門家の結論としては、わが國の人口増加率は、今後ある一定の期間において停止する。現に満州事変以前から、わが國の人口増加率は、漸次低下いたしておつたのであります。しかし
原君の御説のごとく講和会議を待たずして移民を送り出すような協定ができるものならば、まことに望ましいことであります。しかし今日の日本はまだ占領治下にあつて、自由に海外諸國と意思を交換して條約等を結ぶことができない立場にあります。從つて公の方面からわが國に対して移民を求めてくるという希望も現在のところではもち得ないのであります。政府は常にこの方面に苦慮いたしておりますが、現実の問題としては、容易に大量移民を海外に送るごとき段階には達し得ない実情にあることを御了承願います。
先ほど申しましたごとく、もしできることならば、今日ただいまからでも、わが國の移民問題の前途に相当の解決の途を見出したいと常に念願いたしております。しかしこれにはやはり國際的な環境も十分考慮して行わなければならず、また國際関係によつて双方の希望も達せられない場合もあるということは、外務政務官として原君も十分御経驗のあるところであろうと考えます。
ただいまの問題は、先刻鈴木明良君に対する御答弁で大体答えは盡きておると思います。日本國政府は、他の國の政府と交渉にはいり得る段階には至つていないのであります。日本に対するすべての指令は、極東委員会がこれを下しておりますが、その極東委員会との間においてさえも、現在の環境においては、日本政府は交渉を行う立場にはなつていないのであります。それからの点について、実際上幾多の困難があるということは、御了解くださることと思います。
公式な話合でなくても、いろいろ話合の方法があるということは、おつしやる通りであります。しかしこの公開の席上において、それらの問題をいろいろと報告いたしかねる点もあります。内閣成立以來三箇月でありますが、その期間に從來に比べてはるかに多数の日本人が海外に旅行することができる氣運になつたことは、原君もよく御承知の通りと思います。その辺の事情は、ここではつきり申し上げかねますが、大体その結果を待つて、御批判を願いたいと思います。
労働攻勢に対してどういう手を打つのかという御質問であつたと思います。われわれの立場は極力爭議行為の起らないように、実質賃金を充実して、生活の方面において、現在の状況を少しずつでも改善していく。また労働條件その他についても、わが國情の許す限り、これを改善していきたい。しかしながら、一たび爭議の起つた場合には、労働階級と経営者もしくは雇用者とか、平和的な交渉によつて爭議を解決していく。そういう線を基本にして、もし労働爭議に行過ぎがあつた場合には、その行過ぎた部分に対しては、断固たる処置をとる。大体こういう三段構えで臨む意向で、今日まで労働政策を推進しておるわけであります。
実質賃金を増加するということは、結局配給ルートにできるだけの品物を乘せて配給するという意味であります。たとえば主食の配給をできるだけ早く増加する。あるいは纖維の配給を急速に実行する。その他日用必需品の正規ルートに乘つた配給を、できるだけ量を殖やすという意味であります。それから行過ぎというのはわからないというお話でありましたが、それは労働運動が正当なる範囲を越えて法規に反する場合を指すのであります。普通に行過ぎという言葉は、大体常識上用いられておる言葉であります。そういう意味に御解釈を願います。
今日までも、その施策はしばしば行われておるのでありまして、たとえば労務加配米の問題は、労働者に限つた問題であります。あるいは炭坑その他の重要産業において、地下たびであるとか、纖維類というものを特に増配しております。また遠からず、勤労者階級に対して相当まとまつた纖維の配給を行い得る見透しをもつておるのでありまして、從來の勤労階級に対する配給を、この際さらに充実していきたい方針であります。
その数量は目下交渉中の案件でありますから、ごく近い將來に発表るすことができると思います。
この問題は本会議においてもお答えしたことがありますが、政府においては、目下それらの点について、十分研究をいたしております。
ただいまお話になりました戰傷の復員者あるいは戰歿者の家族、一口に申せば、戰爭犠牲として最も直接に被害を受けた人々に対してて、國家が何らかこれを救援する途を講じなければならないという御意見は、私も同感であります。過去三箇年の経驗に省みても、私が直接これらの問題を取扱つたときもありますから、諸般の情勢は多少心得ておるのであります。遺憾ながら、いろいろの制約によつて、現在のところ政府は生活保護法の適用以外にこれらを救済する途がないという立場にあがら、原君のごとき御意見が國会の法律として通るならば、政府の案以上の給與を出すこともできるのであります。それに対應する財源を見つけ得るならば、予算を御希望の通りに修正できるのであります。必ずしも政府
不幸にして、ソ連地区に残留しておるわれわれの同胞の数字を調査する方法がないのであります。政府といたしましては、一應の推定に基いて、およそこれくらいと言つているにすぎないのであります。これは引揚げた同胞等より得た数字を基礎にして、推定したにすぎません。今日までのところ、これを正確に調査する方法がないわけであります。
ソ連地区の同胞引揚げの促進については、主として連合軍司令部において盡力されておるのであります。わが政府はこの問題について、直接ソ連と交渉する自由を與えられておりません。從つて引揚げの促進について、司令部にいろいろ懇願をいたした結果、現に昨年のごときは、対日理事会において、御承知のごとき論戰も繰返された。いかに連合軍司令部が同胞引揚促進に対して、熱意をもつて今日まで事に当つてきたかということは、國民ひとしく承知しておるところであります。しかしながら、問題が相手のあることであります。必ずしも日本政府の希望通りに行われない点もあり、必ずしも連合軍司令部の計画通りに進まない点もあります。ただいまお話があつた滿船にならずに、何百人何千人という
五月に始まつて以後、大体五万近く帰つております。これは御承知の通り、一昨年の十二月の協定に基く数字であります。現在、樺太を含めてソ連地区に正確にいくらいるかということはわかりませんが、まだ最小限五十万人ぐらい残つているのではないかと思います。そうすると、今後かりに現状のまま五万人ずつ引揚げをするとすれば、まだ十箇月以上を必要とするのではないか、こういうように推算されるわけであります。
できるだけ努力いたすつもりであります。