只今お話のごとく、六三制の實施に要する國家財政、地方財政並びに市町村関係者の寄附金、その他による支出、いずれも極めて多額に上るのでありまして、その點は御心配のことがよく了解されるのであります。この問題は御承知の通りに、吉田内閣が決定した案を片山内閣に引續ぎ、更に現内閣に引續いだのでありまして、新内閣組織當時においては、すでに各地方においてそれぞれ學校建築に着手をしておつた地方が多いのであります。今日に至つてこれをそのままに變更するがごときことは思いもよらん問題でありまして、できる限りの力を畫して六三制教育の完成に當るほか行く途はないと、かように固く考えておるのであります。併しながら資材及び財政の方面から見て、できる限りこの際經費を節
