きわめて事なかれ主義的な立場ではないか。なるほど聞きようによっては企業の自主性を尊重するということで聞こえもいいようでありますけれども、冒頭私が確認したように、少なくとも一定量の鉱物資源、地下資源というものは供給安定という立場からも確保していくのだということになれば、おのずから政府として企業に対する誘導政策というものはあっていいのではないか。企業が鉱山部門を分離して第二会社になり、資本力がそのことによって弱体化しても、それがいきなり閉山に直結するとは私は思いませんが、長期的な観点から見た場合はクッション付きの閉山につながる公算というものが——大手企業が大きな資本力をもってやっておるのと、第二会社にして資本力が弱くなった形でやる場合と
