今回の自衛隊機の行動がはたしてどういう形で、たとえば航空法あるいはそれに基づくところの自衛隊の内部の諸規則、あるいはそれ以外の当然注意すべきような常識に触れているかどうか、この判定は、何と申しましても捜査当局と事故調査団の結論を待ってみたい。いずれにせよ、大きな部分は自衛隊の行動によって起こされたという点は認めざるを得ないと思います。
今回の自衛隊機の行動がはたしてどういう形で、たとえば航空法あるいはそれに基づくところの自衛隊の内部の諸規則、あるいはそれ以外の当然注意すべきような常識に触れているかどうか、この判定は、何と申しましても捜査当局と事故調査団の結論を待ってみたい。いずれにせよ、大きな部分は自衛隊の行動によって起こされたという点は認めざるを得ないと思います。
私はけさも全自衛隊員に向かいまして——この全隊員と申しますのは、単に自衛隊におります者ではなくて、全国に散在しておる自衛隊員にマイクを通して呼びかけました。これは単に航空だけではなくて、海上におきましても鑑艇を持っております。陸上においても各種の火器を持ち、車両を持っております。こういうような意味で、やはり国民のすべての安全を守るための自衛隊が安全を汚すようなことがあっては基盤をこわす。そういう意味で、規律の維持あるいは安全の点検等は細心にやれ、こういう趣旨であります。しかし、一方におきまして自衛隊は組織でございまして、また比較的青年の隊員が多くおるものでございます。したがいまして、そういう意味では士気というものは当然考えなければな
なかなかこの二つの問題というのはむずかしい問題でございます。率直に申しますと、世の中はきわめて平和であります。そして経済成長も高い。自衛隊員も人間であります。家庭へ帰れば、やはりそのムードの中へ浸りたい気持ちもありましょう。しかし、一方において隊として法律により任務を与えられて、しかもその隊の任務というのは、時と場合によれば、緊急事態にはすべてを忘れて遂行していかなければならないというシビアな任務を課されておる。特に航空機のような場合には、非常に速度の速い近代的な武器を使っているわけであります。したがって、訓練は厳密に、科学的にやらなければならない。その一種の二律背反的なものを調節して、国会の御意思を受けてコントロールしてまいるのが
先般来、国民の御憤激はわかります。自衛隊なんか要らないじゃないか、また憲法上は、ことばがはたして正しいかどうかわかりませんが、軍事優先ということばでたいへんなおしかりを受けました。まさにその瞬間においては、そういうお気持ちはわれわれ十分あり得ると思います。しかしわれわれは、あくまでも法律に基づいた隊務の遂行であります。また一方において、増大された近代的な交通を求める国民の経済生活も当然であります。これは両立をさしていかなければならない。したがって私らとしては、この両立の中から調整をする、これがわれわれのシビルコントロールの大きな使命ではないかと思うのであります。ただ、民間事業が優先をするというようなふうに間違えられたら、これはたいへ
たくさんな自衛隊員の中でございますから、個人の思想としてはいろいろな——率直に申しますと、これでは訓練ができないとか、あるいはいまの世の中の動きを嘆くような面を持つ人も、それはたくさんの隊員の中には個人としてはあり得るかと思います。しかし私は、少なくとも全自衛隊、あげて隊としては、あくまでもこの段階をよく反省し、何と申しましても国民の生命、財産を守るというのがわれわれの任務であります。それをこわすようなことはいけない。ただし、自衛隊のものはあとからついていく、そしてすべて民間が先へ行くのだという、あとからしょぼしょぼつくというような形のものではないんだ。あくまでも国土防衛の任務と、また民間を中心にした諸活動、国民生活の諸活動というも
まあ、人は堀、人は城、人は垣という武田信玄のことばがあります。いかに近代装備をしましても、人というものがやはり自衛隊についても基本になる。しかも自衛隊というものは集団組織であります。したがって、集団社会の中においてのお互いの規律と情愛がなければ意味がない、こういうような観点から、私はやはり、人事の配置とか、またはそのもとになる教育、これに対してはできるだけ努力してまいりたいと思うのであります。 特に私としては、自衛隊というものは、武力実動しないことを最大念願とするわけであります。国の安全は、外交、経済、民生の安定等々の諸条件の中で中核体としてやってまいるという気持ちでございますから、われわれは訓練は一生懸命やります。ちょうど、悪
専門筋でこの問題はできる限り検討してもらいたいと思いまするが、ただ、日本海空域にも私どもは使える場所があるのではないかということで、当日はそういう御答弁を申し上げました。
そういう問題は少し長期の問題になりますから、私らとしても十分検討してみたいと思います。
四次防は、すでに原案はできております。しかし、これから各機関で検討はされなければなりません。また、われわれといたしましても、基本的にはこれは変えることは必要ないと思いますが、ただいまのような航空安全というような観点からのものは、十分検討を加えなければいかぬというふうに思っております。
お説はよく理解できるところでございます。もちろんこれは防衛庁としての一つの原案でありますから、これからの過程におきまして、国防会議なり国防会議懇談会、あるいはその以前においての事務的な十分な説明というものの中で、いまのようなことをできるだけ補ってまいりたい、こんな気持ちであります。
国防会議という形でいくか、あるいは国防会議の委員の懇談会のような場でも実質的に同じでございますが、むしろ私はそういう問題も議論はやらなければいけないと考えております。
私どもは、航空安全ということは何といっても第一義であります。したがってそのために国民の生命を失うようなことはしない。ただ軍事ということばが、いまの日本の憲法上妥当であるかどうか。表現は私は必ずしも受け取らないのでありますが、先ほど来申し上げますように、われわれの憲法に基づき、国会の御意思に基づいた大義というものがあります。同時にまた民間の公益性を持った輸送事業もあります。これは並列であります。そこをどう調整するかということでありまして、優先であるとかどうとかという問題ではないのです。
ナイキをいずれにしても配置をしなければならないということについては、立場の相違がある方は別として、国民の大多数は御理解願えると思うのです。ただ、できるだけそれを住民の御納得をいただくという、まあ方法論の問題ですね。その方法論について、そういう形がいいかどうか、これはやり方の問題であり、また受けるほうの、あるいは見学をなさろうという方の御意思にも十分よってまいる。言いかえればケース・バイ・ケースでこういう問題は扱っていくのがいいんじゃないかと思います。
まあ一般論としては、けさ以来自衛隊の姿勢というものを申し上げましたが、そういう中でこういう諸問題は解決してまいりたい、こういう考えでございます。
まあ私も具体問題になりますと、着任早々でございますから、よく諸般の状況を私自体が勉強してみましょう。
過去は過去といたしまして、もしそういうことがあれば、至らない点はまことに残念でありました。今後十分そういう国民の航空の安全という中でトレーニングをする、こういうことは当然のことだと思います。
私のほうも、航空安全につきましてもプロジェクトチームと申しますか、内局の防衛審議官を含めて一つの対策の機構をつくっております。その中でいずれその要請に対してどの程度御協力できるか検討したいと思います。
当日の同じ日の朝、同じような場所で、異常接近、いわゆるニアミスを受けた事実があるかどうかという問題でございます。これはけさ私は新聞で確かに拝見いたしました。同時に、防衛庁におきまして直ちにその状況を調べさせました。問題は、事実があるかどうか、またその状態がどうかというのが問題点であります。調査の結果、七月三十日、同日であります。松島派遣隊のF86F二個編隊が次の行動をとっていたことは明らかであります。一個編隊、すなわち二機であります。松島基地を八時四十五分に離陸し、いわゆる東部の横手の訓練区で高度二万五千五百フィートで訓練を行ない、十時三分同基地に着陸したということが一つ。他の一個編隊は、松島基地を五分おくれて八時五十分に離陸し、盛
ここ数年来異常接近と申しますか、ニアミスの問題、確かに大きな問題になっておりまして、件数等につきましては、自衛隊あるいは運輸省がそれぞれの機関を通じて報告を出さしておりますから、件数等につきましては事務当局から申し上げさしていただきますが、ニアミス自体につきましては、航空自衛隊といたしましても非常な強い関心は持っておったことは事実でありまして、昨年七月から十二月にかけまして相当綿密な特別監査を行なって、そのつど各般の指示はいたしております。しかし何はともあれ今回大きな事故を起こしたということ、非常に申しわけない点が第一。 もう一つは、この事故が契機で、おそまきではありますが、できるだけ空域等の整備といいますか、分離等を行なうと、
私が着任いたしまして、自衛隊は原点に返って考えたいということを申しました。その意味は、自衛隊はあくまでも国土の防衛であります。国土の防衛はすなわち国民生活の防衛でもございます。その国民生活を破壊するようなことが起これば、これは自衛隊の基盤そのものがなくなるわけであります。その原点から考えまして、私は今回の事故を契機としてすべてを点検したい、その中でただいまのいわゆるニアミスの問題も当然一つの洗わなきゃならぬことであります。そこで事故後ではございますが、むしろこういう下部機関での分科会等で決定したより以上の観点から、ただいま政府に事故防止航空管制のための協議会というのができてございます。もちろん、これは最終的には総理大臣の責任で決定し