私は必ずしも、いまお述べになったような考えとはやや違う考え方を持っております。検察官、特に検察全体を指揮する立場にある者が、検察という狭いからの中に閉じこもって、ひとり独善におちいるというようなことは私は好ましくない。からの中に閉じこもって自分だけいいという独善主義になるようなことは、検察当局としては極力避けなければいけないと私は考えておる。むしろ適当な機会を利用して、広く検察というような重要な仕事をする者は、国民各界各層の人々と会って意見を交換する、あるいは国際情勢、社会情勢等についてもいろいろと話し合いをする、また世間のものの考え方、世間の人々の考え方、また国民の感情等についても、常日ごろやはり豊富な知識を吸収していくということ
