アメリカは、冷戦構造が終結した後すぐに、ボトムアップ・レビューという形で新しい安全保障政策というのを打ち立てられました。その中で、まだまだ私たちの国というのはさまざまな国の脅威があるということに位置づけられました。私たち日本の国、国民は、それをうのみにするという言い方は語弊があるかもしれませんけれども、みずからの確認調査をせずに、米国の方からの日本の周りには脅威があるのだよということを信じて、それに沿って防衛のあり方を検討しているのではないかと思います。 私たちは先進国の中でも希有の、経済大国にしてありながら軍事大国ではないという、いわば先駆的な国という特徴を持っています。私たちにできることは、軍事力を持つことではなくて、経済的
