これは吉田内閣の重大問題でありますから、ひとつその点は十分に警告を発しておきます。私の質問は多々あつて実は盡きないのでありますけれども、時間の関係もあつて、大体この程度にして打切りたいと思います。
これは吉田内閣の重大問題でありますから、ひとつその点は十分に警告を発しておきます。私の質問は多々あつて実は盡きないのでありますけれども、時間の関係もあつて、大体この程度にして打切りたいと思います。
本法案は時節柄きわめて重大なる意義を持つておるものでありますが、この法案作成にあたつてどういう経過があつたかはわかりませんが、提出者の顔ぶれを見ますと、自由党、民主党並びに社会党右派のそうぞうたる幹部の諸君の顔ぶれが並んでおります。しかしながらこれには社会党の左派、労農党及びわが日本共産党は全然入つておらない。これはどういういきさつだかよくわかりませんが、社会党の左派や労農党等に対してこの法案の作成なりにあたつて御相談なすつたのでありますか。この点をちよつとあらかじめお尋ねしておきたいと思います。
あまりこの問題で時間をとるつもりはないのでありますが、この提出者の顔ぶれを見ますと、必ずしもこれは通産委員というような狭いものではないのでありまして、それぞれの党の最高の幹部の人たちが相当並んでおるわけであります。社会党の右派の諸君は相当これは網羅されておる。しかるに社会党の左派、これは分裂後の社会党の左派に対しまして、どうも働きかけがあつたとは今の御答弁からしても認められない。また労農党については御返事がないところを見ますと、やはり別に申入れもなかつたように思われる。もちろんわが党に対しては何ら聞いておらない。これはきわめて重大なる関心を持たなければならない法案でありまして、われわれも議員提案となればあらかじめ何らかの御相談があつ
この法案作成の過程について吟味することは、これ以上は差控えたいと思いますが、われわれとしては、はなはだ遺憾に考えております。これは非常に重大な関心があることで、われわれもかねがね電力その他についてその合理化問題については考えており、所見も述べておるはずでありまして、その内容は非常に重大な関係のある問題であります。これについて何かそつと、数は多数であろうとも、一部の方々だげがどこかで相談されて出て来たということについては、はなはだ遺憾の感情を持たざるを得ないわけであります。しかし内容の審議にあたりましては、もちろんそのことは私は別に頭に置くようなけちなつもりはない。これは問題はそういうような形式の問題ではないのでありまして、やはり内容
提案者の一人である中村さんは、もちろんそういうお考えであるかもしれませんが、実際において、これは客観的に冷静に見まして、今日成行きにまかせれば、特別な措置を講じない限りは、日米経済協力というものが今日の経済政策の根幹をなし、これが至上命令として出て来ておることは御承知の通りです。その立場から見ますと、どうしても軍需産業にすべてが偏重する。これはすでに軍需産業に対する特典は、融資を初めいろいろな形で出ておる。見返り資金の運営の実情を見れば一目瞭然であります。そういう点から見て、さらにまた積極的にその施設改善の名において、またまた事実上軍需産業にのみその特典が付與せられるという結果になるという危険性は多分にあるわけです。あなたが提案者と
これについては今日今後の質問の中で、さらに詳しくお聞きしておきたいと思いますが、少し具体的に問題を出してみたいと思います。この試験研究者に対する補助金の交付等という項目で、第三條以下規定がありますが、この試験研究を行う者の範囲、その適用基準、これをどこで一体取扱うかという点はどういうふうになつておりますか。
試験研究者の解釈いかんによりまして、幾らでもこれで減価償却なりあるいはその他固定資産税についても、所得税についても、いろいろな特典がそこから生れて来るわけであります。これは非常に重大な本質的なかなめがあると思うのです。そういう点で、その基準たるべきものが、私ははなはだ明確を欠いておるのではないかと思う。先ほど軍需と民需というふうなことを申しましたが、これもこういうところでやはりけじめけじめでもつて、その基準について客観的に明確なものが示されなければ、非常な不安定な——不安定という意味は、平和産業にとつては非常な不安定な法案になつて来る、非常に不安定な結果が生れて来るということになると思うのであります。そういう点で、一つ一つこのけじめ
今基準を示されたので、大体のことはわかりましたが、ここに示された基準というのは、直接その技術面における、あるいは経費面における基準でありまして、その前に、私が先ほどから問題にしておりますのは、軍需と民需との区別を前提として申しておるのであります。民需産業についてもまつたくこれらの基準に合いさえすれば軍需とは何らの差別はないのだ、先ほどの提案者の御趣旨はそうであると思うのでありますが、しかし実際問題として、少くもこういうものが競合した場合、いずれをとるかということについては、他のいろいろな面ではおのずから順位ができておる。そういう点で、特に平和産業をあとまわしにしないのだというような点に関して、その基準のもう一つ前の基準というようなも
そういう基準のもう一つ前の基準と私が申しましたことについては考えていないという御答弁でありますが、考えていないというのは、そういう差別は最初から考えていないという意味だろうと思いますが、しかしそれは一見公平なるかのようにして、事実はまつたくその逆なんです。われわれは率直に言つて日本の産業一般ということが今日問題になるのではなくして、いかなる方向に日本の産業構成を持つて行かねばならないか、いかなる方へ助成をしなければならないかということが、同じ産業の復興にしても合理化にしても問題になると思うのです。そういう点でいくら合理化をやるといつても、やれ大砲をつくる、軍艦つくる、またいろいろな爆薬物をつくる、そういう点にいくらこれで金を投じ、技
政府が答えられるのをまたないで私は今提案者の答弁に対してさらにお尋ねしたい。一体今日本で軍需品をつくつていない、軍需と民需との区別が、区別にならない、そういう認識でこの法案を提案されたとすれば、これはゆゆしき問題だ。たとえばビクター・オートは何をつくつておるか、東日本重工業は何をつくつておるか、あなたはそれを御承知ないのか、その辺の江東地区あたりの町工場もナパーム爆弾くらいはつくつておる。これは軍需品でないでしようか。その他日本の大機械メーカはいくらも軍用機の部品をつくらされている。これは軍需品でないのですか。今日これという目ばしいところではほとんど軍需品をつくつておる。ことにいわゆる戦略物資、これはたとえば中国などに送つてはならな
その点に関する御答弁がこれは最も大事な点でありますが、まつたく不満足であることだけを申し上げて次に移りたい。 「国の所有に係る機械設備等を国有財産法の定めるところにより貸與することができる。」ということになつておりますが、ここにまた非常に問題がある。これもまた私が令出した第一の問題、軍需と民需の問題に至大な関係がある。日本の産業をこれから合理化し、優秀なものにして行くということは、抽象的にはきわめてけつこうなんです。われわれもまたその点では賛成なんだ。しかし現実においてどういう方向にこれが持つて行かれるか、この根本が間違つて来ていてはそれに金をつぎ込めばつぎ込むほどとんでもないところに日本の産業が持つて行かれるというようなふうで
この種の問題はこれとまつたく類似した関係が今度のこの試験研究等についてもやはり出て来るわけでありまして、それでありますから試験研究を行うものの範囲適用基準というものが依然として問題になるわけです。この点で結局先ほどの通産当局から示された七つの基準を見ても、大体われわれは想像がつくのでありますが、これらはきわめて大きな企業、相当の巨大な資本を持つた大きな企業に限られる。しかもこれが現実においてみな軍需的な任務を持つている。この拂下げ問題などは、おそらくこれからはどんどんと起つて来ると思います。そういう点について非常な疑問というか、いろいろ危慎を抱かざるを得ないのでありますが、われわれはどうしても通産当局としてはもしもほんとうに公明正大
その点は政府としては懸念はないというような趣旨の御答弁でありますが、実際懸念のない、その保障が與えられておらないということは依然としてまだ解決しておらない。 そこでその問題は一応頂けて次に進みますが、この予算の範囲内で、これは第三條でありましたか、予算の範囲内において補助金を交付するというのがあるわけです。これは大体どこもそういうふうな規定になつておりますが、その予算の範囲内という、その予算はどういう予算であるか、これは中央予算だけのことですか、あるいは特定の省の予算でありますか、通産省なら通産省の予算であるか、あるいは特定費目のここであがつておるだけの四億五千万円なら四億五千万円の範囲内というだけの意味であるか、この点はいささ
現在までのこの技術科学研究費のような費目はこれとは別になるわけですか。
今日大学の科学技術の諸研究室であるとかあるいはまたいろいろな試験場であるとか、こういうところで幾多の優秀な科学技術者の研究が金のないためにできない。もう電力料金でも上れば、なおさらもうそれですつかり一年分がふいになるというような、そういう状態で非常に困つているわけです。そういう点で、学術研究会、日本学術会議などからも常に強硬な予算の要求があるわけですが、そういうのはいつもなかなか実現しない。そういつたような基礎的な研究がまず私どもは先決問題ではないかと思う。ほんとうに日本の工業の基礎を固めて行くためには、そういつた基礎的研究が必要じやないかと思う。また産業の面にしましても、たとえば蚕糸試験場というふうなところで、これは本国会に対して
さらに今の予算の範囲内という点について、予算の範囲の許す限りにおいては、合理化を理由として、それに関連する道路であるとかあるいは港湾であるとか、これが事実は軍用的な道路になり、あるいは軍港の施設に関連して来る、たとえばドック方面の設備というような場合にはこれがすぐ現実問題になると思いますが、そういつたようなところまでこの範囲が——今度は内容の問題でありますが、範囲が広がり得るのか。こういう点はすでに土木建築と書いてありますが、非常にこれは広い産業の名称でありますが、具体的に言つてそういうものにまで補助金がまわつて行くという可能性は当然與えられているわけですか、実際問題としてどうお考えになりますか。
それは一応御説明としては承つておきますが、実際問題として、それが産業道路であるといつても、それは必ずしも、そういう名称をつけられて、それで産業道路になるわけではないのでありまして、その点は非常に問題があるのでありますが、とにかくここでは、道路というようなものについても、その基本的な補助すべき施設に関連のある限りはそれに対しても補助を及ぼして行くという内容であるということを一応了解しておきます。 それから次に試験研究を行う者に対する補助金の問題に関連して、現在これも日米経済協力の一環でございますが、技術提携の名において外国から盛んにパテント——をこれはむしろ押しつける。あるいはその他技術を売り込むというような事実が至るところで現わ
本法案に関して言つておるわけでありますが、具体的にそういうものはこの法案の第二章の中には含まれておらない、除外されておるということはどこではつきりさしたらいいのですか。今除外されておるというような御趣旨であつたのですが、今まではそういうものには出しておられなかつたことはこれは一応了解しますが、ここでは何らそういつたような区別は認められない。のみならず、先ほど補助金の基準として上げられた七つの項目を見ましても、これもまた基準の前提がはつきりしないので、やはりこれは不明のままで残されておるわけです。そういう点で、いわゆる技術提携で向うから押しつけられたような技術、これをさらに実際工業化するために施設がいる。いろいろ金がいる。それに金を出
私どもこの法文を見ますと、必ずしもそういうふうには理解できない。技術の研究、工業化試験または新規の機械設備等の試作、これは向うから。パテントが入つて来るだけの場合があるわけです。あるいは単に青写真だけが来るということもあるわけです。そういうものを実際にもう一ぺんここで試験をなさる。あるいは今度はそれに今までの機械設備をみなかえなければならぬという場合がある。むしろまたその機械設備を売り込むために実は青写真が送られて来るのでありまして、その場合にこの新規の機械設備等の試作という規定が十分に当てはまり得ると思うのでありますが、それはどういうわけで除外されておるというように断定されるわけですか。
大体通産当局の方針が明確にされたことは十分に了承しました。しかしながら、方針は方針として、実際問題としてそういう場合が起り得る。この法文そのものから見ましてもこれは起り得るわけであります。もしもそういう合弁会社なり合弁経営なりが、この條文をたてにとつてそういう申請をした場合に、できないという、そういう保証はないのです。そういう点は法文としてのちやんとしたけじめをもう少し明らかにされる必要があると思うのですが、どうもこの議員提出の法案にはそういうことがえてして多いのではつきりしないのです。そういう点はとにかくこれで大丈夫だというだけでは安心できないわけです。と申しますのは、大きな傾向として、むしろそういうところに重点があるわけですから