この定額電燈は一つの例でありますが、大体今までの議論はこの値上げ問題の基礎として総括原価の分析になつておる。総括原価がこうこうである、それぞれの費目はこうである、それが多いとか少いとかいうことを吟味することが主たる議論になつておる。しかしながら問題は実はそこにない。その中にも問題はあるわけでありますが、それがどうきまろうと問題は、値上げに関しては総括原価というよりも、そのきまつた原価がはたして実際に行われるであろうかどうかというところにあると思う。それが行われない。一方に対しては原価を割つておる。しかもこれがたくさん電力を食う部面である。具体的に言えば、これはあなたの方から出されたあの青い本なんかによりましても、三千キロ・ワツト以上
