例えば先ほど御説明のあつた海離後インドに救済された船員、或いは香港に来て船待ちをしておつたというような場合には、まだ講和が発効しない前であればこれは準戦時状態だと思うのでありますが、そういう場合に好意を以て支払つてくれたわけと了承しますが、あとの香港などの場合は、帰還させられたほうの人は別にそういう運命になるとは思わなかつたのですけれども、このことはしばしば訴えを聞くのですが、来るべきはずの船が一週間、二週間も待つても来ない、そのために金を使つてしまつたという場合もあるので、最近はそこに日本の外交機関ができておりまするからいいようなものの、そういう場合にやはり香港の或いは英国の代理機関がこれをよく世話をしてくれると期待していいのであ
