あなたの抑留者に対しての御同情ももっともです。私もこの問題についてはずいぶん前から関係しております。で、金公使にもたびたび会いました。ただいまのところ、あなたのおっしゃる通り六月がどうなる、九月がどうなる、十月はどうなるというような工合で延びております。ほんとうに。まことに遺憾です。とにかく今日考えておりますのは、やはり釜山にあるわが抑留漁民の帰国問題と、大村に収容しておる韓国人の送還問題と関連しておりまして、これに対して日本としては大村に収容している人をとにかく帰してしまう、向うがどうなるかをかまわずに帰してしまって、そうしてその向うの出方を見守ろうじゃないかというような論等が出ております。できるだけこの問題を早く解決するのには、
