政府と国会とはとにかく組織が違っておりまするので、やはり三権分立の機能は破壊せずにいかれるものと思います。
政府と国会とはとにかく組織が違っておりまするので、やはり三権分立の機能は破壊せずにいかれるものと思います。
私の申しましたのは、政府と国会とは組織が違いますから、三権分立が混汚せられるものとは考えませんし、政府と与党が大きくなりましても……。
先刻も申しました通りに、参議院のあり方につきましてはいろいろ議論があろうと思います。そういうような弊害が起らないように何か名案があるならば、調査会においてそういう名案を作ってもらいたいと考えております。
私はファシズムかあるいは共産主義かでなければ、一党の独裁というものは起きないと思います。すなわち個人の人格というものが、個々の個人の人格というものが尊重せられていくという民主主義の根本の原理を国民が納得していけば、決してそういう心配は起きない。ファシズムとかあるいは共産主義によれば、そういう事態は、独裁政治というものは起きますけれども、これは人の自由意思を抑えつけて権力でもって圧迫していくから起きるのでありまして、自由が認められている民主政治のもとにおいては、決してそういう心配は起きないと私は考えております。
私は、ほんとうに虚心たんかいに話し合いをしていけば、そういう事態は生じ得るものと思っております。
私はそういう非常な大転換が生じないために、二大政党の政策の近似性というものができ上ることを欲しているのであります。民主政治というものがほんとうに理解せられていけば、そうなっていくのは当然だと思います。国民の良識が現われてくるはずでありますから、これが権力だとか圧迫によっては国民全体の良識というものがゆがめられる場合もあるでしょうけれども、自由が認められて、正義が認められている世の中では、そういうところまで心配する必要はないと私は考えます。
私は、国民の多数は中立的で中正の意見を持つものと思います。そてしてこの中立的の中正の意見というものは支配的の勢力を打つものと思います。世論というものはこの意味を——これを尊重したいというのでありまして、決して一党一派の意見を尊重するというのではなくて、この中正の意見を尊重するというのが民主政治の長所であろうと思っております。
政党が自分の政見を最上のものと信ずるのは当然だと思います。これをしかし第三者が判断する自由を持っておる、第三者のその自由を持つ判断が政界を支配するということがやはり民主政治の必要な要素だと私は思っております。この世論というものは無視ができない。多くの例をもってみても、新聞等に出ておりまする世論というものは確かに強い意味を持っていまして、その世論が支配するというような制度は危険が最も少いと私は思っております。
私は、参議院の良識というものが相当の勢力、支配力を持つというような制度が発見せられるならば大いに検討をしたいと考えております。
日野君の御質問にお答えをいたします。 現在、日ソ交渉は中断をしておりますが、双方の合意する時期に再開さるることになっております。政府としては、交渉が円満に早期妥結されんことを希望しております。 第二に、国論の統一とか、党内の意見の相違とかというようなことについて御質問がございましたが、国論の統一は、お説の通りに、その必要性は認めます。従って、私はこれに対して努力をしたいと思います。 河野君の資格について御質問がありました。これは政府代表として出かけますが、また必要に応じては途中全権に変えるかもしれません。 その他の御質問に対しては外務大臣よりお答えいたします。(拍手) 〔国務大臣重光葵君登壇〕
一言にしていえば、どういう日本を作りたいかといえば、民主政治の、りっぱな民主政治の国家にいたしたいというように答えるのも一つの答えかと考えております。政策としては、世界の平和を持ち来たすために努力をいたしたい。国内においては、国民生活の向上を期したい、こういうようなことを考えております。
占領時代の制度なり、法制なりを幾分変更いたしたいということはたびたび私申しました。しかしながら、占領時代に行き過ぎたものを直したいという意味は、決して明治時代のような軍国主義だとかを再現したい、侵略政治をやり出したいというような考えは毛頭持っておりません。
新憲法になりましてから、新憲法のとっておる三大政綱、三大主義、民主主義あるいは平和主義あるいは基本的人権というような三つの項目につきましては、むろん将来においても維持していきたいと思っております。
私は、現在の日本は、君主国とは考えません。天皇を象徴とする民主国だと考えております。
君主国とかあるいは民主国というようないろいろ考え、言い方が、考える人によって違うようでありまするから、共和国ということを避けまして、民主国と言いたいのであります。
私は、そこまで考えておりません。
国体は現在の憲法による、天皇を象徴とする民主国でいいと考えております。
根本的には、私はおっしゃる通りに考えております。
私は先刻申しました通りに、基本的人権というものを変更する意思はありませんけれども、詳細の点について、幾分かの修正等をなすことは調査会に一任したいと考えております。
私もそういう議論のあることを聞いております。権利のみを規定して、義務の規定がないという論があることを聞いております。そういうような論については、その是非は憲法調査会において決定すべきものであると考えております。