政治的の責任というのは、つまり日ソ交渉が不成功に終れば私が政治的の責任をとるということです。それはもう当然なことでありまして、言うべき問題外です。責任をとるということは易々たることでありまして、いつでも責任をとれというような意見が支配的ならば私は責任をとりますが、とにかく日ソ交渉をやり遂げたいという希望を持っておりまして、まだ責任をとるのには早いと考えております。
政治的の責任というのは、つまり日ソ交渉が不成功に終れば私が政治的の責任をとるということです。それはもう当然なことでありまして、言うべき問題外です。責任をとるということは易々たることでありまして、いつでも責任をとれというような意見が支配的ならば私は責任をとりますが、とにかく日ソ交渉をやり遂げたいという希望を持っておりまして、まだ責任をとるのには早いと考えております。
私は、自分の意見が自分の希望によって少しひがめられていたかもしりません。それはあなたのおっしゃる通りに、私の観測が間違っておった点があるかもしれません。けれども、今日におきましても、なお私は日ソ交渉は成立さすべきものだという考えには、変りはないのであります。どうにかして日ソ交渉を成立させたい。両方が誤解を解きさえすればでき得べき、ことだと思っております。
私は森島君のお考えのように、米国が沖縄や小笠原を返せば、先方が南千島を返すというようには考えておりません。
松本君がとにかく帰朝しなければ、具体的の考えをきめるわけにはいかない状態にあると思っております。
その点については外務大臣から答えてもらいます。
ただいまの外務大臣の答弁によりまして御了承を願いたいと思います。
森島が先刻アメリカの回答に示唆があるとおっしゃいましたが、私はあるアメリカ人から露骨にそういうようなことも聞きました。それでありますけれども、ただいま外務大臣が言われました通りに、今日本がこういうようなことまで譲る考えがあるのだとか、こういうような条件で条約を結びたいのだとかいうようなことを言うべき時期ではないと思います。同時にやはり領土問題等については、日本の国論が一致いたしませんと、政府としてはやりがたい問題だと思っております。国論の一致を待ち情勢を待ちまして、松本君が帰ってきてよく打ち合せをしまして、そうして決断をいたしたいという考え方をしております。
私が答えますか。
現在においてはそういう気配は一つもありません。
穗積君の言われるように、ソ連は沖縄とか小笠原を問題とはしまいと思います。けれどもただいまのような、もしも国後、択捉を日本に返すならば、すぐそれをアメリカに貸して軍事基地にしてもらっては困るというようなことは、ソ連としては言うかもしれないと思います。そういう場合にはそのときに国論の帰趨に従って私は決断したいと思っております。
私は日ソの戦争状態の終結を確定するということは、非常に必要なことだと考えておりますが、しかしその状態を作るのに、日本としても犠牲を払う範囲には限度があると考えております。やはり国民各人の持つ意思というものの尊重は、立憲政治としては、非常に必要でありますから、松本君が帰りましたならば、ソ連がどういうような考え方かを聞いてみたいと思います。西ドイツも抑留者を帰す場合においても、二度までは失敗をしたのでありますから、ソ連の真意がどこにあるかということを探求するというのは、非常に必要なことだと思っておりますので、にわかに日本の意思だけを先に発表するわけには参らないと思っております。
外交問題は、やはりあまりに公開するということは、不利益が多くて利益がないと思います。それですから、松本君が帰りましても、直ちには決定はできないと思いますけれども、決定の方に一歩前進するものとは思います。そこで鈴木君とか何かやはりお目にかかりまして、外交事情を説明するというような機会を作る方がよろしくはないでしょうか。
ソ連との国交回復は、情勢が変化するのを待つということを言ったのを非常に御不満のようでありますけれども、米ソ戦争というものをみんなが心配して、みんなが望んでいないというのは、明らかなことであります。アメリカもソ連自身も、米ソ戦争をやるという気分はお互いに持っていない。お互いに持っていないけれども、やはり水爆や原爆の競争をやっておるのは事実なのです。そこにやはり誤解がある。そういう、解の解消があり得るということを信ずることは、決して不当ではないと私は思う。それですから、そういうようなことになれば、何も小さな島をソ連が取っておるとか、アメリカが取っておるというような必要はなくなりますから、問題は解決すると私どもが考えるのは、少しも無理の考
松本君の考え方を私も理想といたしております。われわれはどうしても世界戦争を回避するために、世界の平和を維持するために、日本国としてはできるだけのことをしなくてはならないと思っております。そのできるだけの仕事をする一つは、米ソの衝突のないようにするということであります。それはソ連との国交を回復すれば、米ソ間の誤解を解く一助となると思いますので、それで日ソの国交回復をしておきたい。それは米ソの間の戦争を回避する一つの有力なる原因にもなるというように思っているので、どうしてもこの戦争状態終結の事態を引き起したいということを考えたのでありますから、あなたの考えと一脈相通ずるものがあるわけであります。
私は日ソの間の国交をできるだけ早く解決したいというその希望については、初めと同じだけの熱意を持っております。
できるだけすみやかにやりたい希望を持っております。
日本国の利益になろことならば、一身を犠牲にすることは何とも思っておりません。
私は日ソの関係を非常に重大視しております。これはぜひ解決しなくてはならない問題だと思っております。それですから、それが達成できるのならば、むろんどこへでも出かけることをちゅうちょするはずはございません。
今の御質問に対しましては、松本君が帰朝いたしましてから、よく事情を聞きたいと思っております。その以後にきめたいと思っております。
よく聞えませんでしたが、早期妥結の方法をどうしてやるかということでございますか。これは日ソの交渉をやって、早期妥結をしたいと考えております。