それはソ連と交渉を始めたいと考えたのであります。
それはソ連と交渉を始めたいと考えたのであります。
日ソの間の国交を正常化するということは、日ソの国交を戦争前の状態に持っていきたいという希望でありますから、戦争前の状態といえば、戦争によって抑留された日本人を帰してもらうとか、戦争によって日本の領土で占領されたものを返してもらうというような緒問題が、日ソの交渉の国交を正常化するという範疇の中に入るわけなのです。日ソの国交を正常化したいという大目的は当然なのですけれども、正常化するといえぱ、戦争前の状態に持っていったならば両方が一番仲よくなれるはずですから、それで戦争によって生じた抑留者、戦争によって生じた占領の問題等を解決することに進まなくちゃならぬ。そう進まないで、日ソの間に意見がまだ衝突しておって合意が成立しないのですから、少し
ハバロフスクに抑留されております遺家族の人から、私もずいぶんしげく手紙を受け取っております。非常に気の毒だと思っておりますので、どうしてもこれは早く引き揚げることができるようにいたしたいと、心を砕いておるわけであります。それには、重光外務大臣からお話のように、条理を尽して抑留者の早期引き揚げを解決すると同時に、全般にわたってソ連との平和条約の締結にもいろいろのことを考えねばならぬと思っております。
ちょっと聞えませんでしたが、抑留者を早く帰せということだけでしたか。
それは非常に気の毒なことで、だんだん激しい争闘に入っているようでありまして、心配いたしまして、外務省では適当な措置をとったはずであります。外務大臣に……。
もちろんそうです。未帰還の人たちが、自分たちを考えて領土問題を解決しないようにしてもらいたいというようなことを言うのは、非常にとうとい希望であります。それであるからといって、甘んじてこの問題を遷延させることができないことは、戸叶さんの言う通りであります。できるだけ領土問題も早く解決しなくてはなりません。未帰還の人たちの帰還について、われわれができるだけの心配をしなくてはならぬということば、当然であります。
日ソの交渉は、できるだけ早く解決するように努力をしなくてはならないと思っております。
田中さんの御質問にお答えをいたします。中国と日本と国交を正常化したいということは、当然なことでありますが、国民政府は国連において承認をされておりまして、そして、国民政府は日本と親交の間柄にある国であります。それと中共とは相反する、対立しておる国だものでありますから、中共を承認するということは、国民政府を承認しておる関係上できないわけです。そこで、仕方がないから、通商を親密にして国交を親密にしていく、そして国際関係を正常化するように、だんだんと一歩々々持っていきたいという考え方をしておるわけなのであります。
参議院の予算委員会においての質問は、周恩来氏が面会を申し込んできたときに、会う考えがあるかどうかという御質問でありました。私は、とにかく中共とは国交を親密にしていかなくてはならない国柄であるから、そういうような要求があったときには、あえて辞すことはありませんという返事をいたしました。
同じ言葉を覚えておりませんが、私の答えは、そのときは状況によってはむろんお目にかかりますというような返事をしたそうです。
私は記憶がないのですけれども、そういう腹の中です。
そういうことはないのです。私はダレス氏に対しまして、日ソの交渉につき、あるいは中共との交渉について、何か御質問があるならばお答えをいたしましょうということを言いましたら、別に質問はないという御返事でした。
アメリカの日本に対する政策については、ずいぶん誤解があるようです。アメリカは、日本を隷属せしめて、アメリカのために日本を働かせようというような気分がある、その気分で日本はあるいは自衛隊の増強をし、あるいは教育までも改正するというような御質問がありますけれども、アメリカはそういうような事実は絶対にないのです。
吉田前総理が仮定の質問に対してはお答えをしないということを言いましたが、私もときどきそれを使いたいのです。使うと吉田のまねをするなどと言われますけれども、とにかく仮定の質問になると誤解を生じまして困るものですから、そういうような御質問にはお答えはできません。
会いたいと言ってきたら会うかというのですね。そうすると、これはやはり仮定です。そのときの事情があるわけです。
何という御質問ですか。
そうです。——私はアメリカが反対をしても、押し切って会いますという返事はしないのです。ただアメリカはそんなことは反対しません、こう考えています。それから重光君に向うの外務大臣が会いたいというような場合に、今日のような事情ならば、これを拒否する理由は少しもないと思います。
事情によりましては、私はできるだけそういうような方向に進みたいと思っております。
私はそんな天皇がうそつきなどという意味において、私の発言をしたのではございません。私はただ事実だけを述べたのであります。
森崎君の御質問にお答えをいたします。 小選挙区制は、太田自治庁長官の説明いたしました通りに、公明選挙の理想を達成し得るばかりでなく、二大政党の健全な発達と、政局の安定をはかることができるものとの考えから提出いたしたのでございます。 提案の動機についての御質問は、ただいまの答弁によって御了承を願いたいと思います。 小選挙区制の採用と憲法改正との関係はございません。小選挙区制は、太田君の申しました通りに、政党の政策を中心として争われることになるために、国民は選挙権の行使に当って簡明直截に判断することができまして、公明選挙の理想を達成することができると私どもは考えておりますので、撤回する意思はございません。 〔国務大臣太