政府は憲法を守ることを一日も怠ったことはございません。私の申したのは、ただ憲法九条の解釈について私は前の解釈を取り消したのである、こう言っておるのです。それは自衛隊法というものが最初は憲法違反だということを私が主張したのはこれは事実なんです。けれども、自衛隊法が衆議院を通過した時分から、国家固有の権利として自分の国の国土を守るという権利は当然にある、それは憲法の九条の本質として否定はしていないというような解釈をすべきだというように自分の解釈を変更したのであります。これは憲法違反ではないのです。
政府は憲法を守ることを一日も怠ったことはございません。私の申したのは、ただ憲法九条の解釈について私は前の解釈を取り消したのである、こう言っておるのです。それは自衛隊法というものが最初は憲法違反だということを私が主張したのはこれは事実なんです。けれども、自衛隊法が衆議院を通過した時分から、国家固有の権利として自分の国の国土を守るという権利は当然にある、それは憲法の九条の本質として否定はしていないというような解釈をすべきだというように自分の解釈を変更したのであります。これは憲法違反ではないのです。
私は日本は独立したということを名実ともに持ちたい、それには憲法を改正するということも必要だと、つまり占領時代にできた諸制度、諸法令というものは再検討したいというのが昔からの私の持論でありました。
私はいつからそういう論を唱え出したかはちよっと明白に申し上げかねますけれども、ずいぶん前から憲法改正の必要はあるということは唱えておりました。病気になりまして最初に演説をしたときに、まずそれを日比谷公会堂で演説をした気がしております。
私は憲法の改正の必要はあると思っております、今日でも。常にそういうような考えを持っております。
いやその意味は急ぐことはないという意味で申したのであります。(「おかしいね」と呼ぶ者あり)
二年半前とそう申したのは、その通りに考えたからそう申したのであります。今日世界の大勢というものは実に違いますのでありまして、ジュネーヴの会議の巨頭会議の時分ではジュネーヴ・スピリットといいまして、非常にあの当時においては戦争はなくなってきた。で、ジュネーヴのスピリットといりものが今度は次官級の会議になってから急に激変しまして、その後には原爆、水爆等の、今度は製造の競争のような形になった。今度はまたブルガーニンや何かがイギリスへ行きすまして、イギリスは非常にこれを歓待しまして、非常にまた戦争の空気というものが遠ざかったような気がします。ヨーロッパの空気というものは変りますのであります。(「あなたは出たとこ勝負か」と呼ぶ者あり)捕捉しに
私は最小限度の自衛軍というものは持っておった方がいいと思います。その他においても憲法改正の必要のある条項があると思うということは、先刻申した通りであります。それですから、憲法改正ということを大体にした方がいいという意見は私は変更いたしませんが、外国の情勢のいかんにかかわらず、憲法改正はした方がいいと思っております。
それも一つの理由だということを言っておるものであります。
その他にも理由があるということを申しました。
最小限度の自衛力を持つということは、世界平和のために常に必要だと思っております。(「何が最小限度だ」と呼ぶ者あり)
急迫不正の侵略に対して一時これを防御し得る、つまり自衛といったところで、ほんとうの自衛力を持つことはとうていできません。これは集団安全保障による以外に、日本の自衛力というものを完全に持つということはできない。急迫不正の侵略に対し一時的にもこれを防御し得る最小限度の自衛力を持ちたい。(江田三郎君「突然原爆を落されたらどうするのです、鳩山さん。これはどうやって最小の自衛をするのですか」と述ぶ)
経済と見合うということが一つの。ポイントだと思います。
私はその意は専門家でないからわかりませんが、限度は——経済に見合わない兵力を持つということはできないと思います。そこに制限が一つあると思います。
最小限度は、幾度も言う通りに、自衛のためという条件がむろんつくのは当然です。これは侵略の程度に兵備を持つということは危険ですから、そういうようなことは考えません。
私は以下だと考えております。とうていその最小限度の自衛力を持つのには、安全保障条約によっても日本の自衛力を漸増する義務を負っておるくらいでありますから、今の限度をもって最小限度の自衛力を日本が持つということは言えないと思っております。
私はまだその程度にまで日本の自衛力が達していないと思います。
そういうふうな点については、国防会議ができました後に、よく検討いたしてみたいと思います。
抽象的に私は言うだけでありますけれども、とにかく共同防衛計画というものができて、日本は自衛力を漸増するという約束をしているくらいに防衛力は日本は欠如しておるわけでありますから、その程度に達するくらいは——日本は防衛力は十分だとは言えないと思っております。
そこは防衛庁長官がときどき説明しておりますが、陸上何方、海上何トン、飛行機何千機というようなことは、防衛庁長官が目安を一つきめていると私は思っております。
防衛については日本が自主的にきめるのでありまして、アメリカからは何らの要望はございません。(「しらじらしい」と呼ぶ者あり)