この前御説明申し上げました、たとえば麻の原料を向うから輸入いたしまして、それにただ加工して、そして麻の完成品として再び出すという純粋の役務、そういう役務を幾ら積み重ねましても、五億五千万ドルにはなかなか達しないということは申し上げました。しかし桑港条約でいう役務というものを、そんな意味の純粋の役務であると解釈すれば、そういう解釈の方がむしろ不自然ではないか、従いまして、先ほど申し上げましたように船を完成品としてやるなら、その船の建造に要したその船に含まれておる役務というものもやはりとらえて考えるべきである、それがまた自然な解釈であるというふうにきょう申し上げるのであります。この前申し上げたことと矛盾しておらないわけであります。
