もう一点、最後に私お聞きしたい。これは阿部、伊藤、高木の三先生にお尋ねします。これは少し皮肉なお尋ねかもしれませんが、戦後非常にいろいろ社会面において、混乱の実情を招来しておるわけでございますが、その大部分は、新聞雑誌というものによって誘導されたというきらいがあるのじゃないかということを、これは、私が頭が悪いかしれませんが、ふだん私は考えております。少くとも社会の木鐸としての指導的な立場にあります評論家並びに新聞記者、雑誌記者の方々は、この点を非常に注目していただかなければならぬ。ことに映画、演劇等におきましても、そういう傾向が、非常に私は濃厚ではないか、こう考えておる。こういう点について、三先生は常に指導的の立場におられるのであり
