従って、米ドルにいたしまして十億ドル程度のものが外貨として必要であるということになるわけであります。これを五年間に必要とするわけであります。一方日本の賠償の方は五億五千万ドルでありますが、これは長期間にわたって支出される。ことに最初の十年は二千万ドルずつということになっておりますから、所要外貨の約十分の一ですか、十分の一程度しかこれは出ないわけでございます。アメリカの五億二千万ドルというものは、これはすでに支払い済みでございまして、かつこれは政府に渡されるのではなくて、各個の戦災を受けた人に直接支払いされたわけでありますから、これは今の経済復興、計画とは関係がないわけであります。
