私はもう一点、これは根本的な問題ではありますが、外務省という国の機構の位置づけについてせっかくの機会でありますので、総理にお尋ねをしたいわけでございます。もちろん外務省設置法等に規定されておりまする形式的な制度の問題ではございません。外務省という省を国の機関の中でどのように位置づけしなくちゃいけないか、政府の中で外務省という省をどのように位置づけすることが大切かという基本の問題でございます。 御承知のように、旧憲法のもとにおきましては、陸軍省、海軍省という世界最強の軍備を背景にした外務省でございました。時には外務省が軍部を抑えて外交手段によって国益を守った時代もございましたし、また時には軍部の意のままに動いたような印象を与えた時
