私の聞いているのはそういうことでなくて、北海道の場合、国営を中心にして増殖事業をやっていくんだという方針ですわね。そうしますと、いまのふ化場の技術なり人員の中で可能なのかどうか。 これはこういうことなんです。たとえば、羅臼、ここにふ化場がございます。農林水産省の職員は二名、二千万粒の大体毎年ふ化放流をやっておるわけです。これを二人でできますか。結局、これについては、羅臼の漁民が交代で五、六人手伝っているんです。といいますのは、私の町でふ化事業をやっているんです。これは二百万粒から三百万粒やるのでも、それは一人つきっきりでもとてもできない。二人でも、昼夜交代でなかなか大変なんですよ。ことに寒い冬の最中ですからね。そうすると、これは
