あれほど言われたひずみの是正について、なお大蔵大臣の考え方はなまぬるいのです。大企業が任意にどんどん設備投資をする。力を持っておりますからやりますよ。それを伸ばしておいて、そして片一方おくれておる中小企業、農業のひずみを直そうとしたって、直せるものじゃないのです。もともと差があるものに対して、片一方はその力にまかせてどんどんふくれていく、片一方はそれに押されてしぼんでいくというこのひずみの是正は、そのくらいの考えではとても成功はいたしません。 次に、もう一つのひずみの問題だけ申し上げておきたいと思うのです。それは大企業が任意に工業地帯に設備投資を行なう。その設備投資の結果、そこに社会資本が不足であるとか公共投資が不足であると言っ
