技術的なことを申し上げるのは、はなはだ恐縮なのでありますが、外銀から金を借りた方が安いのだという前提が、普通の場合にも通るものであるかということに、われわれは非常に疑問を持っております。よく御承知でありますように、金利の高い国に金利の安い国から金が入って参ります場合には、その金利差というものは、通常為替の先物相場の差で消えてしまうというのが、為替の理屈であろうと思います。今の為替の先物相場というものは、そういう金利差を調整するような相場になっておりません。そこで金利を外国から借りた方が安いという格好になっておりますが、私は為替の先物相場の立て方が変って、自然になってくれば、外国から金を借りた方が金利が安いという筋合いになるものでない
