そうすると、要するに最初から第一勧銀側が検査に対して準備して出した資料を見ただけで判断した、そういうことですね。それ以上に何か資料を出せというようなことはないわけですね。
そうすると、要するに最初から第一勧銀側が検査に対して準備して出した資料を見ただけで判断した、そういうことですね。それ以上に何か資料を出せというようなことはないわけですね。
けさの答弁の中でも、この株式会社小甚ビルへの融資については検査官はその回収可能性等々について検査をいたしましたと言い、その検査に基づいて不良債権と認定したと言っているのですが、そうすると、その検査というのは、向こうが出してきたペーパーの上で見て、それでもうこれは不良債権だというふうに認定をしたということなんですか、それ以上に突っ込んだわけでは全然ないわけですね。
ちょっと不思議なんですよね。第一勧銀側は、報道などを総合してみますと、大蔵省の検査に当たってできるだけ自分の社の経営の内容をよく見せようということをして、先ほども出ましたように、指示文書まで出していろいろやっていたわけですね。そういう状況下でも、この小甚ビルへの債権が先方の報告によっても不良債権になっているという報告が出てきていたわけですよね。そして大蔵省もそれを回収不能と認めて、指摘をしチェックもしたわけですね。だから、この債権が相当異常なものであるということ、目立った存在であるということは、その中でも、それは何万件あったか知らないけれども、当然気づいていたはずじゃありませんか。
私は今犯罪捜査をやっているわけじゃありませんので、大蔵のこの検査が適切に行われていたかどうかということに限って質問をしているわけでございますので、どうぞそういう点でお答えを願いたいと思うのですが、チェックをして、この小甚ビルディングへの融資が不良債権化しているということになったからには、当然、何が担保になっていて、その担保が今どういう評価を受けているのかということを調べなきゃならないはずなんですが、それは調べていないのですか。
担保の状況を見てということになりますと、この小甚ビルディングへの三十一億円ですか、この担保は、もともと野村証券を初めとする四大証券の株券を買うための融資であって、四大証券それぞれ三十万株、百二十万株を買ってそれをそのまま担保にしたということですから、そういう担保について調べたわけですね。
そうすると、その担保はもともと掛け目が一〇〇%になっていたという異常なこともあったわけですが、それも気がつかないはずはないですね。
小甚ビルディングというような、余り名も知られていない、当時実績もよくなかった会社が四大証券の株券を合わせて百二十万株も持っている。一社三十万株を持てば株主総会で議案提案権を得られるということも、こういう検査をする人にとってみれば常識の話だと思うのですね。そういうものが担保になっていて掛け目もおかしいということまでわかるとすれば、もう少し何かこれについて手の打ちようがあったんじゃないですか。大変おかしいと思いますよ。
もちろん、この検査で小甚ビルディングへの融資がおかしくなっているというところから直ちに総会屋にまで行き着くかどうか、それは別物だと思いますよ。私も、犯罪捜査として十分だったかどうだかということを今確認しているわけじゃないわけです。 小甚ビルディングへの融資の担保まで調べたとすれば、百二十万株の四大証券の株が担保になっている、その掛け目もおかしいというようなところから見れば、少なくともこれは大変異常な事態であるということにはなるんじゃないか。ただこれは不良債権だということを指摘しただけで終わってしまうというのは、いかにも銀行をかばうような検査としか言えないんじゃないかという感じがしますが、いかがでしょうか。
その証券投資融資だとしても、実態がいろいろ問題があるということが当然わかったはずだし、極めて異常なものだったということになるはずだと思うのです。 そして検査官がいろいろな方に聞いただろう、質問しただろうと言いますけれども、第一勧銀のどういうレベルの人に聞いたのでしょうか。現場の融資の担当者とかあるいは課長とか部長とか、さらには、もっと疑問があれば当然役員クラスにもこの検査では質問をするものだというふうに聞いておりますけれども、どのレベルまで質問をしたのでしょうか。
この件についてはどこまで聞いたかは言えないのですか。
しかし、率直に言って、聞いていておかしいと思うのですね。 繰り返しになりますけれども、第一勧銀側はいろいろ隠そうとしていた。隠そうとしていたにもかかわらず、この問題は隠せなくて表に出てきていた。そして不良債権化していた。そして担保も調べてみれば、当然、異常な株の保有だということにも気づくはずなんですよ。 ちなみに当時の野村証券の株式の状況を言いますと、三十万株というのは単位にすると三百単位になりますけれども、一千単位以上のものを持っている株主が二百四十七人、五百単位以上が百六十三人、百単位以上が七百六十四人。そこまで合わせても株主の中の〇・七六%にすぎないという額のものを、この余り知られてもいない会社が持っていて、そしてその
全容が明らかになりませんからはっきりは言えません。しかし、第一勧銀側がこの件については一定の資料を出した、それを手がかりにすれば、今大問題になっているような問題を少なくとも端緒的に摘出できたはずだと私は思います。できなかったのは怠慢だし、あるいは当時つかんでいたのに必要な手を打たず今ごまかしているのか、いずれかと言わなければならないというふうに私は言いたいと思う。大蔵省の責任は免れないと思うんです。 大蔵大臣、この第一勧銀をめぐる大蔵検査の実態が本当のところどうだったのかということを、今後どういう検査をしていくのかということを論じる前に、この第一勧銀に対する九〇年と九四年の検査がどうだったのかということを、その内容を徹底的に明ら
今後のことは、いろいろ長々とおっしゃいましたけれども、それはいいんですよ。それはいろいろ考えていかなきゃいけないんだけれども、まず、それをはっきり検討する上でも、今捜査も行われています、それから第一勧銀にもいろいろ調べさせていると言っています。その調べた結果が発表されるでしょう。では、それに対応した大蔵省の検査が実際どうだったのか。その中身もきちんと全容を明らかにする必要があるのじゃないかということを私は言っているんですよ。やはりそれがきちんと明らかにされなきゃ、どこにまずさがあったのかということが明らかにならないわけですから、そこをきちんとやってください。 そのことについて、再度答弁いただけますか。
捜査がどうであれ、我々国会としては、行政がこれに正しく対応したのかどうなのかという点はきちんとしなきゃいかぬわけですから、そういう意味で先ほどからも聞いてきたし、そしてまた、金融検査部長さんは勧銀が発表した範囲に限って検査の内容も話しておられるわけですから、それは、今それしか話せないということで、全容がわかっていないわけですけれども、検査の中身もきちんと発表してほしいということを私は申し上げているわけです。 まだちょっと時間がありますから、もう一つだけ聞いておきます。 大蔵省の検査が銀行側に筒抜けになっていたという話は何度も出ておりますけれども、それについてちょっと聞きたいんです。 これは一般的にお聞きしますけれども、特
第一勧銀に対する九〇年と九四年の検査は、それぞれ何月何日から何月何日まで行われたんでしょうか。
その検査が始まる日というのは、大体四半期ごとに計画を立てて立案もし、そして大臣名まで出るようなところまで決裁が回るということですから、率直に言って、大蔵省内でも相当の範囲の人が、この銀行についてはいつごろから検査が始まるということを知り得る立場にあることは間違いないですよね。何かありますか。
もう少しこの問題を詰めたかったのですけれども、時間が来たようですので、引き続き追及をしていきたい、そして大蔵省の責任もきちんと明らかにしていきたいということを申し上げて、きょうの質問はこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。
日本共産党の佐々木陸海です。 今回の日銀法案の眼目について、日銀総裁は、独立性の強化と透明性の向上だということを本委員会の質疑の中で答弁をされました。大蔵大臣も同様の見解を示されていると思います。そこで、この独立性と透明性の問題についてお聞きをしたいと思います。 我が党は既に修正案を提出いたしまして、お手元に配られております。これは独立性を一層強化し、民主性の確保すなわち国会報告の強化を図るという趣旨でございます。 まず、独立性の強化にかかわって質問をしますが、日銀の政府からの独立健を確保するためには、政府の日銀に対する一般的監督権というものはなくさなければならないというのが私たちの立場であります。中銀研報告でも、人事権
政府の出席は、金融調節事項に関する議案を提案する必要があるときに限るべきだというふうに私どもは考えています。 独立性にかかわるもう、一つの重要な問題として、財務の問題があります。まず日銀納付金の問題について聞きますが、日銀納付金について、大蔵省と日銀との力関係のもとで、大蔵省が日銀予算の認可権を使い、日銀納付金を国の財政の調節のために恣意的に操作させているという批判がしばしば聞かれてまいりました。日銀OBでもある三宅純一日本総研副理事長は、日銀納付金が極めて恣意的に決められている、財政収支次第で納付金の純益金に占める比率が大きく左右される、これは読売の九七年二月八日付でこう述べておりますし、財政の下僕として使われているというふう
あのような報道があったのでお聞きしたのですが、大蔵大臣にもお聞きしたいと思います。予算の認可権を盾にとって、日銀納付金の額を会計操作させたり財政の穴埋めに使うというようなことが断じてあってはならないと考えますが、今後の問題も含めて、大蔵大臣の見解をお伺いしたいと思います。