それならばそれは近隣の諸国或いはソ連、中共の海軍の情勢ですが、更にアメリカの海軍の状況、特に日本の周辺における海軍の状況はどうなつておるのか、その辺の御説明を願いたい。
それならばそれは近隣の諸国或いはソ連、中共の海軍の情勢ですが、更にアメリカの海軍の状況、特に日本の周辺における海軍の状況はどうなつておるのか、その辺の御説明を願いたい。
それは時々刻々いろいろな変動はあるでしようけれども、極東海軍なるものがちやんとできているんだし、それの編成その他については概況ぐらいはおわかりになるだろうと思いますが、その辺のことを詳しく御説明を願わないと、今こういつたものが必要があるのかどうかわからない。
どうしてですか。
それがわからないで、日本自体が保有をしなければならない艦船の態様なり数等々の判定ができますか。
恐らくそれじや日本自体として、日本が海軍力で日本を守る場合にはこれこれのものが必要だ。併し現在はそれができないし、併しその代りにアメリカが守つていてくれるから一応今年度としてはこの程度でいいのだという結論が出て来ていると思う。だからそういう意味では、やはり日本のそういうものの判断の基礎になる、他のサイドになる面だけは、一応大体の概要だけはいろいろお調べになつているはずだから、そういうものを我々にも報告して頂きたい。
それがわからなければ、こういうものの判定なり審議はできないのじやないですか。
それならば、問題を少し変えますが、それならば日本として、アメリカのことは一応別にして、日本として独自に艦隊によつて或いは海軍によつて日本を守らなければならないと言われるので、そうするともう一遍、なぜ日本がそういう艦隊を以て守らなければならない危険にさらされているというふうにお考えになるのか。どういう侵略の危険があるのか、その点をもう少し詳しく御説明を願いたい。
独立国家である以上はということをしばしば言われるのですが、併し先にお示しの極東アジア諸国海軍力の概況から旨いましても、南鮮では一万八千トン、中華民国で九万六千トン、中共では六万八千トン、フィリピンでは二万二千トン、タイでは二方五千トン、インドネシアでは一万五千トン、ビルマでは六千トン、こういう程度の海軍に、独立国としての海軍力は一応なつている。従つてただ単に独立国だから相当程度のものを持たなければならないし、初年度向うから借りるものだけでも二万七千トンというようなことは、必ずしもすぐ出て来ないのじやないか。それを長官が強調されるゆえんのものは、一方には或いはもつとこれらの諸国とは比べものにならないくらいに、こういう面接の侵略の危機が
海岸線が長いというような意味での警備の問題であれば、何も艦艇でなければならないということはない。前の考え方のように、海上保安庁或いは警備船というような形ででも、今おつしやつたようなあれは満たせると思うのであります。併しそうでなくてやはり艦艇を中心とした海上自衛隊といいますか、我々の言葉で言えばまごうかたない海軍だと思うのでありますが、そういうものを作らなければならない必要性は、ただ単に海岸線が長くて、それを警備する必要がほかの国とは比較にならないくらい大きいからということだけでは説明にならないので、もつとやはり侵略の脅威なるものを、あなた方具体的に考えておられるのだから、その点をもつとフランクにお話願いたい。
それなら今の長官のお話からあれすると、今のところは中共も言うに足るほどの海軍力を持つているわけじやない。問題はただソ連の海軍で、而もソ連がウラジオを中心にして潜水艦を相当多数に持つているというそれに対応するものとして、こういう海上自衛隊をお作りになるという考えなのか。それからそういうものとして日本の海軍の防衛態様をお考えになるとすれば、どういう艦隊の編成なり或いは防衛の態様なりをお考えになつているのか。その辺も一つ詳しく御説明願いたい。
だからその対潜水艦に対する防衛態様というようなものは、どういうものでなければならないというふうにお考えになつているか、その辺を……。
主として駆逐艦程度のものということですが、それじや我々よく軍事知識なり何なりのない者はよくわからない。
そうすると、この間お示しになつた自衛艦隊の護衛隊というようなものは、商船の護衛というようなことを目的としておられるのか。而もそれは潜水艦の襲撃に備えての護衛ということを考えておられるというふうに見ていいのですか。
私はあとで、留保してよろしいです。
一点だけ、海上の人員増加ですね、これは予算審議のときに、三十年度はまあはつきりわからん。八千人程度と言われたときと、八千六百程度と言われたときがあるのですが、どちらですか。
お配り願つた資料で現有勢力百十隻というのがありますが、これはトン数にしますと幾らになりますか。
それから新造は。
いつでしたか、この百十隻でなくて、このPF十八隻、LSSL五十隻、両方で四万一千トン、それから掃海船の三十一隻で一万二千トンという数字が出ておるのですが、従つて百十隻はもつと多くなるのではないかと思うのですが、それはどうなんですか。
どつちの五千トン……。
もう一遍、LSSLは一万五千二百五十トンでしたかね、それは幾らですか。