為替業務だけですね。
為替業務だけですね。
そうすると日本側の銀行で向うで領金業務をやつているというのはないわけですね。それからこれは許されておるのかどうか。
そうすると今の御説明によりますと、日本側の銀行は殆んどそういう業務はアメリカではやれていない、アメリカでやる場合には、向うの企業名にしてやらなければならない、そのほうが都合がいいかどうかということになつておるのですが、それらは今後条約が発効すれば、必ずしも日本名を使わなくてもやれるようになるのかどうか。或いはもう禁止されておる所は、これは各州でできないということになるのですか。
そうすると向うで許されておる所と許されていない所と、その区別、表か何かできておりますか。
そうするとこの日本に許される三行というのは本拠は向うではどこにあるのですか。
そうするとニューヨーク、サンフランシスコは今お話のように何か為替業務しかできないのですが、そういう所に本拠を持つておる銀行が日本に来ると日本では預金業務ができるということになると、相互主義はそこでは守られてないということになつておるわけですか。
将来改正される見込があるならば、改正されたときにそういう問題は解決すればいいように思うのですが、私たちは例えばNATO条約の駐留軍の規定等々の問題も批准し発効したときに、又日本の行政協定も直すということまで言つておるのだから、恐らく近い機会に変えられるだろうからそれを見越してという必要はないと思います。
向うがこつちに来ていて預金業務をやつておることが、日本の経済なり金融に対してプラスになつておるかマイナスになつておるかという点は、見る人によつていろいろ意見があると思うのです。又違う見地もあると思うのです。併しそれならば、政府はそれがこの限りにおいては実質上プラスであるという判断だと、相互主義はここではゆがめられているのだが、その実際上のプラスを勘案して、相互主義を貫くことはここに関する限りは放棄しているのだというふうにお考えになつているのかどうか。
だから或いはそういう全体を見て、そのほうが相殺して得だから、そういう観点から相互主義を傷つけてもこれはやつたほうがいいのだというふうにお考えになるのか。或いはさつき言つたようにただ銀行だけを限つてみても向うの預金業務その他を許すことが却つて実質上日本にプラスになるから、そういう意味で許したのだというようにお考えになるのか。とにかく相互主義が傷つけられておることは事実なんじやないですか。
サンフランシスコでやつておると言われるけれどもそれは向うの法人の名前に変えてやらなければならない。向うが堂々とこつちへ来てやつておるように堂々とやつておるわけじやない。それはそのほうが税金その他の関係からいいのだという理由もあるかも知れませんけれども、少くともこつちはアメリカ銀行と同じように堂々とやれるだけの権能は持つていない。 それから更に日本人が向うに持つておる土地その他等勘案すれば相殺プラス・マイナス同じことなんだというお話がありましたが、そこでこの間、土地所有の問題についての資料をお出し願いたいと言つておいたのですが、何か出て来た資料は一体日本人の所有なのか、或いは日系のアメリカ人の所有なのかそこらがはつきりしないのです
それじやその問題は後に述べますが、それからここで言われておる既得権というのは今の銀行のそれとは別として、造船とか鉱山会社あたりの株式、そういうもので既得権というものはないのですか。
いやそうですか、そうすると鉱山会社の株式というものも持つていない。
そうするとよく言われる既得権というようなものの種類とそれの内容、それを取得するに至つた経緯、そういうものは何か全般に亘つてわかるような資料と御説明を願いたい。
それはあとでその資料をお出し願いたい。それから今の預金、例えばこの間のお話によるとアメリカ人の銀行預金が八十五億ぐらいであるというようなお話だつたが、ああいう銀行の預金が占領中にできたというのはどういういきさつによるのですか。
今のCMPというやつはアメリカ人の国内円の預金ですか、それとも内国人の預金なんですか。
今のアメリカの八十五億といううちでアメリカ人の国内預金でなくて日本人のものというのはあるのですか。
その預金の機密性の保持というような点ですが、これは日本の銀行に対しては銀行法その他で場合によつては、そういうものを調べることができるのですが、その程度のことはアメリカ銀行に対してもできるのですかどうなんですか。
それから旧株取得の外国人の蓄積円は今どれくらいあるのですか。
旧株取得によるやつです。
これは更に問題があると思いますが、それは後にしまして先のほうを続けます。そうすると、いま次官のお話によると百億の株式投資の中に旧株は一三%程度というお話ですね。そうすると、この旧株取得が日本経済に混乱を起すとか何とかというような懸念はちつとも考えられないということになるのですか。