ただいま議題となりました昭和二十九年度特別会計予算補正(特第1号)について、私は日本社会党を代表して反対をするものであります。そもそも政府がMSA援助を日本経済再建の守り本尊とし、さきに池田特使をアメリカに送り、この特別予算は例の池田・ロバートソン会談の結果による落し子の一つであります。これが独立日本の贈りものとして、いみじくも展開された吉田内閣の福の神と称するものであります。かくしてMSA初定に関連する特別会計は、自衛隊を初め、警察法、教育二法案等の反動立法の制定等と不可分の関係にあつて、わが民主主義の根底をゆり動かすような結果となりつつあります。すなわちアメリカ兵器の中古品を借用し、制度として古い合衆国の軍隊に学び、指通者として
