その点私ちよつと申し上げたと思いますが、政府と政府との間の平和條約ということはちよつとおかしいわけでありまして、国と国との條約であります。従つて実際問題として中共政権が実力を持ち、一つの行政を行つておるということでありましても、それが国としての一つの建前をとつておる場合は別であります。まあそれは将来のことでありますから、この際私は見解を申し上げる限りでないと存じますが、條約は、ことに平和條約というようなものは、国と国との関係であります。従つて政府と政権との関係ということは起り得ない。先ほどから申し上げておりますが、日本国と中華民国との間の戰争状態は、第一條に規定しておりますように、この條約が効力を生ずる日に終了するという建前になつて
