反対ですね。
反対ですね。
四月二日の予算委員会における討論ですね、これは非常な熱意を以て御論議になつたようなんですが……
これも無論あなたの本心ですか。
説明は要らないから、本心であつたかどうかということだけ言つて下さい、時間がありませんから……
それが本心であつたかどうかというのです。ただ一つの意思表示であつたのが、心からそういう反対討論をなさつたのかということですが。
それは大して聞くこともないと思いますが、その中にこういうことが書いてあるのです。公務員の給與ベースを改訂して……、こんな簡單なことが、親心さえあれば、愛さえあれば誰でもでき得るのである。これをやらないで弱い者いじめをして、そうして国鉄のごときはストライキも禁止されて、そうしてお前達は借金でも何でもして、水でも飮んでおれというような薄情な、暴政に近い政治は永続きしないのであります。これは無論本心で言われたのでございますね。
続いて伺いますが、政府に修正を迫つているにも拘わらずなぜ政府は我らの声に応じて予算を修正しようとしないのですか。私はこの予算案の反対に基いて少し理由を申上げます。ということでいろいろと熱弁を振われて、最後にこういうことを言つている。そうした惡政に対しまして、私は池田大蔵大臣とはいい仲ですけれども、私は八千三百万の搾られている勤労大衆を代表して、農民、中小企業者を代表いたしまして断乎反対いたします。これも無論本心なんですね。
そうすると今あなたが委員長の質問に答えられた、いわゆる吉田内閣に反省を求める意味でこういうことを言つたということは、誤りであるわけですね。これが本当ですね。
予算委員会の最後の結論において断乎反対すると言つたことは、あなたの熱意だつたわけですね。
それから予算がかかる本会議の前日に反対討論の申出をされている。反対討論ということを申出ておりますね。
そのときもこの予算委員会において御発言の通りに、断乎反対する、いわゆる大衆を代表してこの予算案に断乎反対するという気持で反対討論の通告をされたわけですね。簡單に一つ……
その通りですね。
それで結局運営委員会においては、あなたが反対討論なさるものとして通告を受取つて、発言を許すということになつたのだと思うのですが、その通りですね。
そこで本会議において大体、多少違うが、趣旨においては予算委員会における御討論と同じような御発言があつたように私拜聽したのですが、議長に促される前に、登壇されたときに、やはり予算案には反対の意思を表明される御意思であつたわけですね。
それなのにどうしてそのときに、反対ということをはつきりおつしやらなかつたのですか。一秒か二秒あれば足ります。議長があなたに、反対か賛成かはつきりして呉れということを促したそのときに、本予算案に対して反対か賛成かということをなぜはつきりおつしやらなかつたのですか。
その時も予算委員会における反対とおなじような強い意思で反対されるつもりだつたのですね。
それは何時頃ですか。
それから第二回に登壇なすつて反対の意思を表明されたのは、七時何分頃でありましたかね。三十分頃ですかね。
その第二回目に登壇されるときも、無論反対を表明されたのですから、反対する意思があつたんでしよう。
とにかくね、まあ現在の御記憶でいいのですがね、登壇されて、反対の意思を表明されたときは、予算委員会におけるときと、それから又第一回討論のときと、同じようにやはり反対される本心を以ていわゆる反対されたわけなんですね。