御承知のように、昨年世界労連の代表者が來朝されまして、労働團体においては盛大な歓迎の意を表したわけであります。その後この世界労働組合連合の会合に出席したい意思をもつておりましたが、当時の情勢においては、まだ日本から海外にそういう意味において渡航する自由をもつておりませんために、遂に日本側からの代表の派遣ということはそのまま立消えになつておりました。その後世界労連への参加の積極的な動きは、労働組合運動の上に別に具体的に現われてはおりません。しかしながら今申しましたように、産別の回答の中に——世界労連へ参加せしめる熱意を政府がもつておらぬということの中に明らかに見てとられますことは、産別系の組合の少くとも指導者の間においては、世界労連へ
